心理学はかなり幅の広い学問の総称です。例えるならば、世界とかアジア、ユーラシアとか東洋に相当します。それに含まれるもの、多種ありまして、理論心理学とか実験心理学の分け方、基礎心理学と応用心理学の分け方などで分類可能です。
人によっては、実験心理学と臨床心理学と大きく分けることもある、お互い絡み合っている分野ですが、主に人を対象にして、動物行動学以外のものを臨床心理学と位置付けることもあります。
臨床ということばは、私はどちらかというとベッドサイドの意味よりはクリニカル、治療やアドバイス、カウンセリングなどの分野をイメージしますが、それら全てを含む、精神や行動などを主に扱うものになります。
私は大学時代にサルに言語を教える実験心理学の英語の論文のゼミを長く出席しましたが、教育分野や精神科や神経科、あるいは、矯正施設での指導や学習障害の分野での応用で基礎知識として利用されている実験結果の現場を見て、単純に動物実験とはいっても人に似たサル相手にどちらが実験されているのか不思議な感覚をおぼえたものです。
全ての心理学分野、生理学的なものや病理学的な研究、脳の仕組みなどを含め、幅広い分野まで一括りにしたものが心理学なのです。
統計心理学とか社会心理学を研究している人も一緒にゼミに出ていましたが、その人は多くの情報から人の動きなどを推定する、どちらかというとマーケティングや統計調査の方法や解析を専門にしていましたし、それまでが心理学ですので、本当に世界が大きい、最初の例ですと、国とか宗教、地域とか性別などで切り口に分けて分類してその分野で一部門ができてしまう、独立して学会や研究会なども存在しますし、臨床とは全く関係ないような世界も心理学にはあるものです。
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