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各々の原油の生産能力と需要の関係
在来型の原油とシェールオイルの生産能力の割合、そして需要が両者の合計の何%くらいあるのかについて、現在と将来の見通しを教えてください。 昨今は在来型原油を算出する中東がシェールつぶしのために減産しないとか言っていますが、在来型だけで需要を満たせないのなら結局シェールは復活するだろうと思うので、じゃあ各々の生産能力はどのくらいあるのだろうと思いました。
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大雑把に言えば,今なら原油は9000万B/Dを生産していてそのうち500万B/Dがシェールオイルです。需要も大体は同じです。平均的には需給の差は非常に少ないのですが,経済的,地理的,政治的な理由で需給差が開くのです。 生産能力というのは原油とシェールオイルでわけて考えるのではなく,その合計で決まります。物はあるのですから採算性のよいものから生産するのです。在来型だけで需要を満たせるのは誰でも知っています。問題は価格なのです。価格が上がればシェールオイルの生産量は大きくなるし,価格が下がれば生産量は小さくなります。
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- eroero4649
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現状と将来の見通しについては、ガソリンはハイブリッド車の普及に伴い消費(需要)は年々減る一方、重油はもう余っちゃって余っちゃってどうしようもない、ごく一部の特殊なプラスチック製品なんかだけが需要過多の状態なんだそうです。 「石油が足りない」については、最近は旧ソ連のなんとかスタン辺りの国々からどんどん石油が見つかっているので大きな声じゃいえないですが、明らかに「足りないってことはない」です。でも石油は充分に足りるだと原発関係の人たちが困るので、もうかれこれ半世紀近く昔から「あと30年で石油は枯渇する」と言い続けているのです。本当の埋蔵量については「石油メジャーのごく一握りの人たちだけが知っている」といわれていますね。 だいたい、イラクやシリアやリビアの石油が彼の国々の政情不安で供給能力が落ちているのにこれだけ価格が下がっているということは、石油の値段は需要と供給のバランスより、政治的な思惑で決まっていると考えたほうが正解でしょうね。 シェールガスは、現在の技術だと採算ラインは原油価格が1バレル60ドルくらいなんだそうです。それ以上下がると、シェールガスだと儲けが出ない。今は30ドルを切り始めているから「シェールガスの会社は全部潰れる」ともいわれますね。潰れたからといってそこからなくなるわけではないので、またいつか値段が上がったら再び採掘が始まるでしょう。 だからこれだけ原油価格が下がると、Co2の問題をさて置けば重油による火力発電が一番安価となります。原発だと発電効率は30%くらいだけど、火力発電だと70%くらいありますからね。
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ご回答ありがとうございます。先進国だけで考えると省エネや再生可能エネルギーへの転換が進みますが、新興国のモータリゼーションで需要増加もあると思いますし、需要はなかなか読めないかもしれません。ただ重油でもC重油なんかは使い道がないんでしょうね。常温では流れないから思い切り温めて船のエンジンに強引に流し込んで燃やしてるって聞きます(笑
お礼
ご回答ありがとうございます。シェールって少ないんですね。それに考えてみれば需要を大幅に上回る生産量があったってためておく場所もないし、需給の差を聞いたのは愚問でした。 で、そんなに少ないのなら目くじら立てる理由もわからないし、シェール潰しってのも多分本当は違うんでしょうね。