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魂とは一体何者でしょうか?
魂って何なんですかねえ? 私にも貴方にも、動物にも植物にも、宇宙にも未来にも有るであろうこの魂の正体は? 一体何なんでしょうねえ?
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- koosaka
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古代ギリシャで、魂は「プシュケー」と言いました。 「息」「呼吸」の意味です。 人が死ぬと、魂が幽体離脱して天に昇り、そこで永遠に生きると言われました。 でも実際は人が死ぬと、口や鼻や耳や尻の穴から、リン酸ガスが出るんです。 だから、死体に綿を詰めるんです。 あなたも誰か死んだとき、口や鼻に綿を詰めているのを見たことがあるでしょう。 リン酸ガスの匂いが出るのを防いでいるのです。 でも、古代ギリシャのプラトンは、その魂が、人間の肉体とは別に存在し、肉体が滅んでも、魂は死なないと言い、不死であると言いました。 師のソクラテスが裁判にかけられて、毒を飲んで死んだとき、それを悼んで、ソクラテスは死んでも、魂は死なず、それは天で永遠に生き続けると言いました。 まあ、そう言いたい気持ちは分かります。 巨人軍の長嶋も、巨人軍を退団するにあたって、「巨人軍は永遠不滅です」と言いましたから。 それと同じで、魂が永遠に生きてもらいたいなあ、という願望です。 実際に魂が永遠に生きるわけではありません。 人間が死んで、リン酸ガスが出て蒸発するのを、魂と勘違いしただけです。 カントは「純粋理性批判」の弁証論の「実体論的誤謬推理の批判」で、デカルトの心が実体とする説と、プラトンの魂が存在し、その魂が不死とする説を徹底的に論破し、それを否定しました。 それ以来哲学では、魂が実体的に、つまり存在者(物)のように存在することを誰も信じる人はいなくなりました。 もし、今でも魂が存在するという人がいるとしたら、それは「オカルト」や、「スピリチュアル」とか「霊能者」だけです。 彼らは、存在しない、そのような見ることもできない、感覚することもできない、それを商売のタネにして食べているのですから。 「魂」という言葉は、詩歌とか詩文では、「比喩・メタファー」としては、良く使われています。 また、戦前では、「大和魂」という言葉が盛んに言われました。 「大和魂があれば、アメリカの物量に対し勝利できる」と。 でも、戦争で負けると、「大和魂」なんか無いことが分かり、今では「大和魂」なんて言う人はいなくなりました。 今や「魂」という言葉は、「死語」です。 アナクロニズムです。 あなたは「貴方にも、動物にも、植物にも、宇宙にも、未来にも、あるであろうこの魂の正体は?」と言い、あたかも魂が存在するのは自明のように、誘導尋問していますが、「魂」って、いったい、どこにあるんですか? 人間は細胞のカタマリです。 そして細胞は物質です。 物理学に詳しいあなただったら、物質には「魂」なんて存在しないことは、とっくの昔に、分かっているはずです。 動物も、植物も、物体です。 そして物体には「魂」なんてありません。 宇宙は星の集まりです。 物質と、その物質が衝突してできるエネルギーに満ちています。 「魂」なんて存在する余地はありません。 そして未来とは時間です。 時間の中に「魂」なんて存在しません。 「魂」は古代ギリシャがそれを「魂」と勘違いしましたが、ただのリン酸ガスです。
命
- catpow
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人間を走っている車に例えたら、魂がドライバーで、肉体が車体です。 車体が老朽化したり、車体が事故で壊れたら、ドライバーはその車体から離れます。 しばらくして、新しい車体が手に入ったら、それに乗り換えます。 つまり、人間の死は、車体が壊れること、ドライバーがその車体から離れて、あの世に向うことが成仏です。 そして、しばらくして、再び、女性の子宮に魂が宿り、生まれてきます。 それが転生輪廻です。 魂は永遠の命を持って生き続けるということです。 もちろん、動物にも植物にも、地球にも、魂があります。ただ、動物は、死後の魂は、その種族の集団魂に吸収されて、個性が無くなるといいます。 地球や太陽も、「星の死」があるように、時間としては長いでしょうが、人間の魂と同じようなサイクルがあると思えます。
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補足
皆様 申し訳ありません。病状悪化してまた後ほどお礼差し上げるつ持ちですm(_ _)m