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言葉の由来「湯たんぽ」
「たんぽ」は漢字で書くと「湯婆」。密閉出来る容器に湯を入れて暖をとる道具の事ですよね。 それなのに、何故わざわざ「湯」の字を付けて湯たんぽ(湯湯婆)と呼ぶようになったのでしょう?
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>「たんぽ」は漢字で書くと「湯婆」。密閉出来る容器に湯を入れて暖をとる道具の事ですよね。 それなのに、何故わざわざ「湯」の字を付けて湯たんぽ(湯湯婆)と呼ぶようになったのでしょう? ↓ データーや確かな学説によりませんが、輸入された当時から「たんぽ:湯婆」ですが、あえて湯を重ねて用いられたのは、他の石炭や木炭や藁を用いた炬燵や行火との熱源・形状・用途や効能の差異区分を明確にする為ではないでしょうか。 また、使用当時の呼称が広まり定着した、お湯を用いたタンポと強調の意味で湯の文字を重ねて使用したものではないでしょうか。 http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000078832http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000078832
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- kzsIV
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「日本では「たんぽ」のみでは意味が通じず、温める容器のことと解釈したことから、日本に伝わった際に「湯」が付け加えられた(語源由来辞典)」のように、「ゆたんぽ」は、長らく重言(ex.馬から落馬する)の代表例として、その語源が面白く語られてきました。 実際の用例としては15世紀に「湯婆」があり、仮名書き例では「タウハ」とありますから、「トーバ」とも読んだのでしょう。17世紀には「タムホ」があり「タンポ」という発音が確認できます。「ユタンポ」という語形の古例は、今の所、明治中期です。 上方では17世紀以後「ちろり」のことも「湯婆(タンポ)」と呼ぶようになりました。これとは別に1800年頃から、稽古槍の穂先を包む布の事を「タンポ」と言うようになりました(この「タンポ」と区別するために「ユタンポ」の語が出来たとする辞典もあります)。また同じころから、「タンポポ」のことを「タンポ」とした例が現れます。意味の取り違えが起こりかねません。 『お床にタンポを用意しておきました』と言われ、寝酒が飲めると喜んで寝室に行ったら、布団の中に…… 「湯婆(タンポ)」は中国由来の金属製の容器で、冬に暖を取るために床に入れて寝るものです。中国で同様に、竹製の籠で、夏に涼を取るために抱いて寝るものを「竹夫人」と呼びます。この呼称に対し、「この器具は、その職能からして、高い身分を意味する『夫人』の名で呼ぶのに値しない。すべからく『竹奴』と呼ぶべきである」という論もあります。「湯婆」も同じことでしょうか。 『お床に湯婆を用意しておきました』と言われ、喜んで寝室に行ったら、布団の中に暖房具以外は誰もいなかった……
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ご回答ありがとうございました。 たいへん勉強になりました。
- kagakusuki
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「たんぽ」は元々中国語が元になっている言葉で、中国語の「湯婆(tangpo)」のままでは文字にした場合は兎も角、口で話した際には日本人にとっては意味が解り難かった(お湯を使っている事が解り難かった)ので、頭に「湯」が付けられる様になったという事の様です。 【参考URL】 湯たんぽ・湯湯婆(ゆたんぽ) - 語源由来辞典 http://gogen-allguide.com/yu/yutanpo.html 余録:「湯たんぽ」の語源について柳田国男は… - 毎日jp(毎日新聞) http://web.archive.org/web/20111202215724/http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20111118ddm001070075000c.html
お礼
ご回答ありがとうございました。 語源由来辞典なんて便利なものがあるのですね。大層為になりました。
たんぽって言葉、よくご存じで。 ゆばーば、もこらから来てるんですかね? みんなわからないから、湯たんぽ にした。 中国から来た たんぽ ってなんだ?? あーわかったぞ!この中にお湯を入れてあっためるんだ。 なるほど、じゃ たんぽ は 容器 だな・・・ おそらく最初は、こんな会話がなされたはずです。 温める容器のことを たんぽ と解釈した。
お礼
ご回答ありがとうございました。 仰る通りの事があったのでしょうね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 湯たんぽの研究者がいたとは驚きました。