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ウォールデンの一部の意訳と要約
- 私たちは学ばなければならない、再び起きる そして 自分を 目覚めさせ続ける ことを。夜明けの果てしない期待によって、健全な眠りの中 私たちを見捨てない。
- 意識的な努力によって自分の生活を高める、人の疑うことのできない力より勇気づけられる真実。
- 特定の絵を描くことができる、像を彫刻する、少しの物を美しくする。しかしそれははるかに輝いている、私たちが見る まさに 雰囲気と媒体を彫刻し描くことは、私たちができる。その日の質に影響を与える 芸術の最も高いものだ。全ての人は仕事を課せられている 自分の人生を作るように、細部にわたるまで最も高められた大切な時間の思考の価値。
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こんばんは。No.3、No. 4です。昨晩は偉そうに「要するに何を言ってるのか」なんて書きましたが、昨晩の訳を読みなおしてみて、とても「要するに何を言ってるのか」を伝えられてるとは思えないことに改めて気づきました。ただ漫然と訳語を置き換えていっただけという訳文がめだちます。粗末な翻訳で大変もうしわけないです。 難しい文で、どのくらい理解の足しになるかわかりませんが、あらためて、訳文を多少改訂してみました。そして★のあとに補足を加えました。 私たちは、機械的な助けによるのではなくて、夜明けが近いという果てしない予感によって、再び覚醒し、さらに覚醒したままでいることを学ばなければならない。その、夜明けが近いという予感は、我々がかぎりなくぐっすりと熟睡している間でさえも、私たちから離れていってしまうことはない。 ★ここは肉体的に目覚めているとかいうことではなく、精神的に目覚めている、人生で大切なことに気づいているといったことを言っているということでよいでしょう。 意識的な努力によって自らの人生を高めることができるという、疑う余地のない能力を、人が持っているという事実よりも勇気づけられる事実を私は知らない。 ★ここはまずまず読んだ通りですね。 たしかにある特定の絵を描いたり、彫像を彫ったりして、いくつかの物体を美しく作り上げることができることは、一定の意味のあることだ。 しかし、私たちがそれをとおして物を見る、空気や媒質そのものを彫りだし、描くことは、それは心の中でできることなのだが、はるかに栄光にあふれることなのだ。 ★まず、媒質mediumですが、我々が陸上で物を見るときは空気が媒質、水中で見るときは水が媒質、ということと理解しました。空気や媒質を彫刻し、描くというのは、もちろん比喩で、心の中で起こる精神的な活動を言ってるわけでしょう。つまり、前の文にある、「特定の具体的な絵を描く、特定の具体的な(手で触れる)彫刻を彫る」ということじゃない、心の中の普遍的な活動を言ってるということでしょう。 To affect the quality of the day, that is the highest of arts. その日のクオリティに(良い方向の)影響を与える、それがさまざまな芸術のうちの最高のものだ。 ★ここで、先の回答では「芸術(学芸?)」などと書いて、ぜんぜん意味の流れがつかめてないことを露呈してしまいました。ここは彫刻や絵画のことを言っている前の文を受けているわけなので、「学芸」ということはなくて、かつartsと複数形になってますから「さまざまな芸術のうちで最高のものだ」と理解できます。そして、「空気や媒質を彫刻し、描く」ということが、言い換えれば「その日のクオリティに(良い)影響を与える」ことだ、ということになりそうです。そしてそれは「覚醒」であり、「意識的な努力によって自らの人生を高める」ことなんでしょう。難しいですね。 人にはそれぞれ、自分の人生を高めることによって、それがたとえささいな部分のことであっても、高揚した、きわめて重要な瞑想の時間を過ごすのにふさわしいものにすることが課せられている。 ★もとの訳文「自分の人生を、それがたとえささいな部分のことであっても、もっとも高みにある決定的な時間の瞑想に値するものにする」というのもわかってなくて訳してる感満載でした。新しい訳文は少しはこなれているでしょうか?人生の質を高めることで、「高揚した、きわめて重要な瞑想の時間を過ごすのにふさわしいものにする」ということで、こじつけの訳以上の、英語の意味をたしかに反映した訳になっているでしょうか? 仮に我々が、自分たちの得るささいな情報を受け取ることを拒んだり、あるいはむしろ使い切ってしまうなら、託宣者たちはそれ(=人生を上にのべたような価値のあるものにすること)がどうやって達成できるかをはっきりと教えてくれるだろう。 ★これは、No. 3で紹介したリンク先の解説に従うなら、覚醒しよう覚醒しようと意識しすぎるだけではだめで、そういう意図的に考えることをやめることで覚醒がもたらされるだろう、というようなことになりそうです。 「要するに何を言ってるのか」にどのくらい迫れたかわかりませんが、昨晩の回答は自分でもいかにも粗末でしたので、悪あがきで補足させていただきました。
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- kumagerasu
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すみません。No. 3です。細かい点ですが間違いに気づきました。訂正します。 意識的な努力によって自らの人生を高めることができる能力を、人が持っているという事実よりも勇気づけられる事実を私は知らない。 ↓ 意識的な努力によって自らの人生を高めることができるという、疑う余地のない能力を、人が持っているという事実よりも勇気づけられる事実を私は知らない。 たしかにある特定の絵を描いたり、彫像を彫ったりして、いくつかの物体を美しく作り上げることは、一定の意味のあることだ。 ↓ たしかにある特定の絵を描いたり、彫像を彫ったりして、いくつかの物体を美しく作り上げることができることは、一定の意味のあることだ。
お礼
ありがとうございます。
- kumagerasu
- ベストアンサー率63% (288/451)
こんばんは。Waldenの文章は(たぶん)初めて読みました。難しいですね(でも魅力的ですね。読みたくなりました)。おっしゃるように、要するに何を言ってるのか、ということでは「意訳」ですが、あくまで英語の構造を理解しながら進めたいものです。私なりにやってみます。 We must learn to reawaken and keep ourselves awake, not by mechanical aids, but by an infinite expectation of the dawn, which does not forsake us in our soundest sleep. 私たちは、機械的な助けによるのではなくて、夜明けが近いという果てしない予期によって、再び覚醒し、さらに覚醒したままでいることを学ばなければならない。その、夜明けが近いという予期は、我々がかぎりなくぐっすりと熟睡している間でさえも、私たちを見捨てることがないものだが。 ★ここでは肉体的に目覚めているとかいうことではなく、精神的に目覚めている、人生で大切なことに気づいているといったことを言っているんですね。 I know of no more encouraging fact than the unquestionable ability of man to elevate his life by a conscious endeavor. 意識的な努力によって自らの人生を高めることができる能力を、人が持っているという事実よりも勇気づけられる事実を私は知らない。 ★私なりに拝見して、お示しの訳で特に改善の必要があると思われたのは以下の部分の訳です。 ここの文の構造は、 (a) It is something to xxxx; (b) but it is far more glorious to yyyy. となっていて、ここでは(a)と(b)が対比されています。かつそれぞれ、itは仮主語(というのかな?)ですので、to不定詞以下が意味の上の主語です。itだからと「それは・・」と訳してしまうのは間違いです。全体の意味の流れは「(たしかに)xxxすることは大切だが、yyyyすることのほうがもっと栄光にあふれている」となっています。somethingの意味はここでは、辞書に「重要なもの(人)、たいしたもの」などと載っているものです。 It is something to be able to paint a particular picture, or to carve a statue, and so to make a few objects beautiful; たしかにある特定の絵を描いたり、彫像を彫ったりして、いくつかの物体を美しく作り上げることは、一定の意味のあることだ。 but it is far more glorious to carve and paint the very atmosphere and medium through which we look, which morally we can do. しかし、私たちがそれをとおして物を見る、空気や媒質そのものを彫りだし、描くことは、それは心の中でできることなのだが、はるかに栄光にあふれることなのだ。 To affect the quality of the day, that is the highest of arts. その日のクオリティに影響を与える、それが芸術(学芸?)のうちの最高のものだ。 ★以下の文の構造ですが、途中で、even in its details, が挿入されて途切れていますが、make his life worthy ・・・ ということで、「人生を・・のような価値あるものにする」という意味になります。 Every man is tasked to make his life, even in its details, worthy of the contemplation of his most elevated and critical hour. 人はそれぞれ、自分の人生を、それがたとえ細部にわたるものであっても、もっとも高みにある決定的な時間の瞑想に値するものにすることが課せられている。 If we refused, or rather used up, such paltry information as we get, the oracles would distinctly inform us how this might be done. 仮に我々が、自分たちの得るささいな情報を受け取ることを拒んだり、あるいはむしろ使い切ってしまうなら、託宣者たちはそれ(=人生を上にのべたような価値のあるものにすること)がどうやって達成できるかをはっきりと教えてくれるだろう。 ★最後の文でThoreauが示唆しているのは、覚醒しよう覚醒しようと意識しすぎるだけではだめで、そういう意図的に考えることをやめることで覚醒がもたらされるだろう、というようなことのようです(下記リンク参照)。 こういう抽象的な論説は難しいですね。 回答するにあたり、どのぐらいちゃんとしたページかはよくわからないのですが、ネット検索でヒットしてきた下記ページを参考にしました。 The Daily Philosopher Essay:Awaken Thyself! http://www.thedailyphilosopher.org/daily/000010.php
お礼
ありがとうございます。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
以下のとおりお答えします。 推測を交えて訳してみました。もともと抽象的な内容ですから、推測したところで、分かりやすくできたわけではありません! ごめんなさい。 もう1つお詫びですが、語句の逐語訳をせず、ちょっと気取ったりして、かなり主観的な訳文になってしまいました。 ところで、ソローと言えば、 「人間はいまや彼らの用いている道具の道具になってしまった」 という金言を印象深く覚えています。さすが、森での生活を愛した人ですね。 以下の文章でもその精神の片鱗がうかがえるように思います。 We must learn to reawaken and keep ourselves awake, 心の目を醒ませ、醒ませ続けよ、 not by mechanical aids, 機械を頼ってじゃない、 but by an infinite expectation of the dawn, 魂の永久(とわ)なる曙を求めて目を醒ませ、 which does not forsake us in our soundest sleep. 安眠の妨げになるわけじゃない。 I know of no more encouraging fact これほど、勇気をくれるものはない than the unquestionable ability of man 人の持つ、疑い得ない能力 to elevate his life by a conscious endeavor. 心してそれを活かせば、おのが生は高まる。 It is something to be able to paint a particular picture, それは未来図という絵を描くことができる、 or to carve a statue, 血肉の通う像を彫ることができる、 and so to make a few objects beautiful; そうすると、いろいろなものが美しくなる。 but it is far more glorious それは何と輝かしいことか to carve and paint the very atmosphere and medium through which we look, 目線のよりどころとなる風を刻み、光を描くこと、 which morally we can do. 心の目で見ればそれができる。 To affect the quality of the day, 生涯の質を左右する、 that is the highest of arts. それは、芸術の局地なのだ。 Every man is tasked to make his life, 誰もが、おのが人生を作らねばならぬ、 even in its details, こまかなことも、 worthy of the contemplation of his most elevated and critical hour. 華やいだ時も危機の時も、注目に値する人生を。 If we refused, or rather used up, もしそれを拒んだり、精魂が尽きるなら、 such paltry information as we get, 侮蔑の知らせを受けるだろう、 the oracles would distinctly inform us how this might be done. 冷厳なる神託の裁断が下るのを知るだろう。
お礼
ありがとうございます。 参考にさせていただきます
- bakansky
- ベストアンサー率48% (3502/7245)
> We must learn to reawaken and keep ourselves awake, not by mechanical aids, but by an infinite expectation of the dawn, which does not forsake us in our soundest sleep. 長いので、とりあえずこの文だけを見てみます。 この文の前にある部分に目を通していないと、この部分だけからはよく分からないかもしれないという気がします。ソローは、大多数の人々は本当には 「目覚めて」 いない、ということを述べてから、この文に入っています。ここで言われている 「目覚め」 とは、内的なもので、肉体的な 「目覚め」 とは異なるものです。 従って、reawake は 「再び起きる」 というよりは、「精神的に新たな目覚めを体験する」 というような感じです。日本語には魂の次元のことをいうのに 「覚醒する」 などという表現をすることもありますね。 by mechanical aids を 「機械的な援助」 とすると、ちょっと読む人にピンと来ないかもしれない。これは時計を見て時間を知ること、つまり 「〇 時だから起きる時間だな」 と思って 「起床する」 ことを意味しています。従って、not by mechanical aids は、肉体的な意味で 「目覚める」 と言っているのではない、ということを述べているわけです。 dawn については、この文の少し前の部分に書かれています。やはり魂の覚醒のような意味合いを持たせているみたいです (ちらりと見ただけで、きちんと読んでないのではっきりと断言はでいませんけれど)。 魂のレベルにおける 「覚醒」 であるので、肉体的なレベルにおける 「睡眠」 に影響を与えるということはないわけで、ややユーモアを感じさせる文になっています。 日本語にするのは私の力では無理なので、直訳的にならざるを得ませんが、仮に訳してみると 我々は心的な意味における覚醒を経験して、その覚醒した状態にとどまることを学ぶべきだ。そのような覚醒は心的なものであるから、物理的な世界の法則に従うものではなく、魂の黎明ともいうべきものへの飽くなき切望に根ざすものであるから、安眠を妨げるようなことはない。
お礼
恐れ入ります。 分かりました。 ありがとうございます。
お礼
とんでもございません。 長文の回答、ありがとうございます。 参考にさせていただきます。