> 159cm48kgでちょいぽっちゃりくらいなのですが。
御冗談を、たいていの女性がうらやむくらいスリムですよ。
身長と体重のバランスを示すための指標ってあります。健康を保てる範囲を示すものですが、プロポーションと無関係ではありません。
まず小学生くらいまでに使用するローレル指数というものがあります。男女の体型の差がまだほとんどない時期に適します。中学生については参考程度とはいえ、一応、見ておいていいでしょう。そのローレル指数では119で、正常が116~144ですので、正常の下限くらいです。
一方、成人向けのBMIというものがあります。ご承知のように、中学生くらいだと急速に大人の体型に近づいて来るのですが、大人の女性ですと骨盤が大きくなり、ウエストのくびれ、バスト、ヒップなどの曲線的な体型です(男性は骨格筋が太くなってくる)。このため、学童期より適切な体重は重めになります。
そのBMIでは19.0になります。ネットなどに「理想のプロポーション」を示すサイトがありますが、たいていBMI=19基準になっています。病的な痩せ過ぎ信仰の人(狂気と考えて差し支えありません)のような例外を除けば、たいていの女性が好むのがBMIが19台で、その下限の19になっているということです。
なお、BMIでは下限は18.5で、質問者様の場合は46.8kgになります。1.2kgくらい、体内の水分量の変化で余裕で到達してしまいますので、これ以上体重が減るのは避けるべきです。BMIが常に18.5以下になってくると、速筋が減少せざるを得ず、体型が崩れてきます。
しかし、同じBMI=19でも見た目の感じが違う人がいます。BMI=19同士で比べて、相対的にスリム、ぽっちゃりということがあるのですが、体脂肪率が大きく違うのです。これは生活習慣に差があります。日常的に大きな筋力を発揮している人のほうが体脂肪率が低く、スリムに見えるのです。サイズも違い、特にくびれのあるウエストは大きく違いが出やすいですね。
これは筋肉の方が体脂肪より1.3倍重いことも影響しますが、もっと大きく影響しているのは速筋の形状です。女性の場合、相当に鍛えてもそれほど筋肉の太さに差が出るわけではありません。男性だと男性ホルモンのテストステロンにより骨格筋が発達しやすいのですが、女性ではテストステロンは微量です(このことは、日本、世界レベルのボディビルコンテストの体格の男女差をみても明らかに分かる)。
太さでなければ何かといえば、速筋が断面が丸みを帯びて、長さ方向にピンと張る感じになっているかどうかです。プロポーションは、筋肉の上に皮下脂肪が乗ることによって形作られています。筋肉の形がだれてくると(断面はひしゃげ、長さ方向には垂れ気味)プロポーションは思わしくなくなります。その状態のまま体重をどんなに減らしても、望む体型にはなりません。
砲丸投げは強い筋力を発揮する種目ですね。トレーニングも筋力重視のものが多いはずです。プロポーションに対しては非常に有利です。砲丸は腕だけで投げられるはずもなく、下半身の力を上半身へ、最後に腕と全身で重い砲丸を押し出していきます。ですので、全身的になっていますから、全身が締まってきます。
さらにトレで工夫を加えるとすれば、利き手で投げるでしょうから、筋肉強化に偏りが生じそうなら、反対側も鍛えておくことでしょう。トレで主に行われることが多い、短距離走、腕立て伏せ、スクワット、腹筋運動などは偏りが生じないトレですから、あまり心配はないとは思いますが。
体重的には理想的に軽く(痩せてはいけないレベル)、プロポーションのための速筋についても理想的な部活をしておられます。このままやり続ければ充分によいです。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。