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親子上場の問題点

親子上場の問題点について、分かり易く教えて下さい。 一般的に親子上場の問題点として、 (1)親会社と子会社の少数株主との利益相反 (2)親会社から見た子会社少数株主への利益流出 といったことが言われていますが、それぞれ具体的にどういう意味でしょう? また、親会社のみ上場していて子会社は非上場の場合でも、上場している親会社が非上場の子会社の50%程度の持ち株比率しか保有せず、残り50%の株式を外部の株主が保有するケースであれば同様の問題は発生し得ると思うのですが、そういったケースは少ないのでしょうか? ご回答どうぞよろしくお願い申し上げます。

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  • yosifuji20
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回答No.1

(1)親会社と子会社の少数株主との利益相反最大の問題はやはり親会社との利益相反で、子会社の小数株主の利益が侵害されることです。 支配権を持つ親会社が、子会社の利益よりも親会社の利益を優先させて、例えば安く子会社から仕入れて親会社の利益を増やすなどのおそれです。 この場合、法的には取締役会で承認されれば良いので、親会社の意向を受けた取締役は当然それには賛成します。そこには少数株主の利益(子会社の利益を増大させること)は無視されることになります。 (2)親会社から見た子会社少数株主への利益流出 もし子会社を上場させなければ、子会社の利益はすべて親会社に帰属します。あるいは純資産の増加による株式の価値の増加も小数株主が得る部分が出ます。本来親会社の事業で獲得した利益が第三者に流出するのはこういうことです。 最近はそれよりも子会社に対する企業買収や株主代表訴訟のリスク等を考え、子会社上場を廃止する例が増えてきました。親子上場は徐々に変わってくると思います。 下記にその説明があります。 親子上場 Wiki https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%AA%E5%AD%90%E4%B8%8A%E5%A0%B4 http://www.nli-research.co.jp/report/report/2010/11/repo1011-3.pdf

miyaken912
質問者

お礼

とても良く理解出来ました。ありがとうございます!