- 締切済み
pHについて・・
「中和液定では、pHが急激に変化する範囲に変色域のある酸塩基指示薬を用いる」と教科書に書いてあるのですが、これは何故なんでしょうか? もう一つ質問させてください。 「強酸+強塩基の場合は、メチルオレンジ、フェノールフタレインの両方の指示薬を使うことができる。」と書いてあるのですが今回の実験の場合、メチルオレンジを使用するには無理がある、と言われました。 何故なんでしょうか? 今回の実験 強酸→濃度未知の硫酸 強塩基→1,0N水酸化ナトリウム水溶液 この二つの溶液で中和液定を行いました。 ちなみに、硫酸を水酸化ナトリウム水溶液で滴下しまいた。 どうか、お願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- witness
- ベストアンサー率66% (20/30)
まず、1つ目の質問について回答しましょう.中和滴定を行うと、必ず当量点というものが存在します.これは、酸・塩基の強さによって異なりますが、この点を境に酸性or塩基性または中性となります.ですから、ちょっとの差でどちらかに決まります.ですから、当量点付近=急激な変化となります.次に指示薬なのですが、弱酸あるいは弱塩基の性質を持つものが選択され、主にメチルオレンジとフェノールフタレインがあります.まず、前者は、変色域がpH3.1~4.4で赤色→黄色、後者は、pH8.2~10.0で無色→赤色に変色します.ですから、強酸+強塩基の場合は、当量点が中性になりますのでどちらの指示薬でもOK!という事になるのです.強酸+弱塩基では、当量点が弱酸性なのでメチルオレンジが指示薬として最適という事になるわけなんですヨ!!!
- nabla
- ベストアンサー率35% (72/204)
摘定曲線を見れば分かりますが、中和をしているとpHジャンプと言って中和が完了した1滴で一気にpHが変化します。つまりこのpHジャンプの範囲内で変色すれば、±1滴以内の誤差で中和点が分かるので、必ずしも7を変色域に含まない指示薬でもほぼ正確に中和点が測定できるからです。 また、なぜMOを避けるかですが、MOはPPにくらべて色の変化がわかりにくいためです。 そのためアンモニアを塩酸で中和するときのようにPPの変色域(8~10)がpHジャンプの範囲に入っていないときのみ使います。
お礼
ありがとうございます。 考えてみればそうですね。
- rei00
- ベストアンサー率50% (1133/2260)
メチルオレンジとフェノールフタレインの変色域は御存知ですか? 強酸を強アルカリで滴定していますから,丁度中和した時点で pH 7,アルカリが少し過剰になると pH は7以上になります。 この事を頭において参考 URL の変色域を御覧下さい。滴定終了時点で色が変わるのはどちらでしょうか? 解りますね? ・http://www4.ocn.ne.jp/~katonet/kagaku/ph.htm ペーハー中和指示薬
お礼
迅速な回答ありがとうございます。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。