omita_ikuさん おはようございます。
私は、自分のペースで良いと思います。
しかし、現在において、仕事をしようとすると、自分の許容能力の7割くらいで仕事をしたいのですが、会社は、やはり9割以上を要求しますね。100%使ったら、心療内科行きと思われますが、現在の日本において精神疾患で通院する人が、いかに多いことか。現代病と思われます。
そのような、猛スピードで突っ走らねばならない、社会において、季節の変化など、日本人が持つすばらしい情緒という感性を見失いがちになります。
たとえば、道端に咲く、現在では雑草扱いされる、小さな野草などを気付きますか?今頃は「ムラサキツユクサ」が花をつけているのでは。「ムラサキツユクサ」は昔は絵画を描く時、青色の顔料として使われました。しかし、その青色は退色してしまうので、現在、美術館で昔の絵巻物を観ると、黄緑色となっています。
先日、私は、家で育てているカサブランカというユリのスケッチをしました。そこで気付いたことは、ユリは6枚の花びらのように見えますが、3つの花びらと3つのガクからなります。そして良く観察するとガクの先端は緑色の突起があり、花びらにはありません。
スケッチをゆっくり2時間かけて観察し、気付いたことです。
西洋の印象派という、刻々と移り変わる光をすばやいタッチで描く、モネなどは、猛スピードで絵画を描かなければならないため、そのようなことは気付かないのではないでしょうか?もっとも開花するユリをスケッチをしていたら、どんどん花が開いてくるので、ある程度はスペードは必要です。
趣味の野草のスケッチを10年続けていますが、私の目指すところは、学術的に価値がある、植物学者である、日本の牧野富太郎や、フランスのルドゥーテです。しかし、力量は遠く及びません(苦笑)。
話を変えますが、仕事もそうですが、人生は山あり谷ありで、必ず壁にぶち当たります。そのような時にペースの早い人は壁をよじ登って無理に壁を通り抜けようとする。しかし、無理によじ登るがため転落し、かえって、壁をのり越えるのに時間がかかり、挫折する。
ペースの遅い人は、壁を遠回りして通り抜けようとする。よじ登るのではなく、箱根登山鉄道のように、地道に一歩一歩、毎日、階段があるのかないのかわからないような段差の道を歩く、その積み重ねが、ある時、壁の頂上に至っていたという不思議な体験をする。
東京マラソンにおいて、42.195キロを走りぬいた、1番のランナーと最後のランナーのどちらが優秀とおもいますか?人生というマラソンにおいては、途中棄権せず、走りぬいたランナーは、どちらも成功者であり、一直線に猛スピードのペースで走ろうが、回り道して、スローペースで歩こうが、人生のゴールという目標地点は同じと思います。
現在社会のめまぐるしく移り変わる社会において難しいことも多々あると思いますが、マイペースをいかに維持するかをお薦めいたします。
お礼
ありがとうございます。