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【宗教の教祖】イエスキリストやブッダなど宗教の教祖
【宗教の教祖】イエスキリストやブッダなど宗教の教祖たちは若い頃に悩みは無かったのでしょうか? 教典や昔の資料に教祖が悩みを打ち明けているシーンはないのですか? 教祖たちの幼少期?若いときの悩みが知りたいです。 別に新興宗教でも良いです。教祖の悩みが知りたいです。
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釈迦についてですが、釈迦が成道するまでの過程での最も重要な動機づけとなる四門出遊という若かりしころの釈尊の悩みがあります。 城の東門から出ると老人がおり、西門から出ると病人がおり、南門から出ると死人がいた。最後に北門から出ると出家者がおり、その清浄さに釈迦は大きく心を動かされ出家を決意した、というものです。これは阿含経の一節にあります。 仏教の根本教義に一切皆苦というものがあり、人生のすべては苦であり、その苦から逃れるにはどうすればいいのか?という、俗に言えば悩みを解決するための方法としての釈迦の教えがある、と解釈すればよいかと思います。 次にイエスについてですが、まず新約聖書の福音書の中には若年時代のイエス像を描いたものが無く、ほとんどが生誕、幼年の後、いきなりヨハネによる洗礼に飛んでしまいます。 そのため一次的には若きイエスの悩みと言える記述は見つけられないのですが、マタイ伝28章などその死に近づくにしたがって、神を受け入れない民衆たちへの苦悩を語る部分が散見されるようになります。 また、そもそもイエスは悩み無き神の国からわざわざこの世界へ降り立ち、民衆を救うために現れた存在であり、イエスは常に民衆と神の意思との差に苦悩していた、と解釈することはできるでしょう。旧約聖書のホセア書など、神が民衆の行動に悩む記述は多数あります。 イスラム教の開祖ムハンマドは悩みによって神の啓示を受けた預言者です。 啓示を受ける前のムハンマドは裕福な隊商でしたが、自らの子の立て続けの夭折、貧富の差の激しい社会、多神教への疑問といった世俗的な悩みを多数抱えていました。そうしたことから啓示をうけることになるヒラー山で度々瞑想にふけるようになり、40歳のある日瞑想中に、突然大天使ジブリールから神の啓示を受けた、とクルアーンに記されています。
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