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民事裁判の費用
民事裁判にかかる費用はいくら位なんでしょうか?詳しい方宜しくお願いします。
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- chie65536(@chie65535)
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裁判費用は、大きく分けて、以下の3つの費用がかかります。 ・手数料 民事訴訟費用等に関する法律 http://www.houko.com/00/01/S46/040.HTM#sh ・訴訟費用 民事訴訟法 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H08/H08HO109.html#1001000000004000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000 ・弁護士費用 これは訴訟費用には含まれません。勝っても負けても弁護士に払わないといけません。 弁護士に払う金額は、弁護士ごとに違うので「裁判してみないと判らない」です。 とは言え、普通は「成功報酬として判決金額の○%、それに手数料と実費」って感じになります。 で、裁判に勝っても、貴方には1円も入りません! 裁判に勝った貴方が入手できるのは「判決書だけ」です。 負けた方は「判決通りに払え」って言ったって払いません。それで払うくらいなら、最初から裁判になんかなりません。 貴方は、払ってくれない相手に対し、判決書を根拠にして「法的な取り立て」をしないといけません。 「法的な取り立て」は、裁判所で手続きが必要で、これらにも「手数料」が掛かります。 実際には「給与の差し押さえ」とか「銀行口座の差し押さえ」とかになります。 差し押さえするにも、相手の勤務先とか、相手が持ってる銀行口座とかを調べないと、差し押さえできません。 そういうのを調べるのは「弁護士資格を持った人」か「探偵などの調査会社」しか出来ません。 それらの調査にも、費用が掛かります。 素人が差し押さえ(強制執行)をやって書類不備などで失敗しちゃうと、費用だけ嵩んで手続きに入れないので、それらの手続きを弁護士に頼むのが確実ですが、弁護士に頼めば、弁護士に払う手数料と依頼料が発生しますので、そこでも費用がかかります。 で、調べて差し押さえしてみたら、相手がこちらの動きを察して「口座から資金を引き上げてて、口座がカラッポ」って事もあります(その場合、掛かった調査費用、裁判所に払った差し押さえの手数料は、丸損です) そして、恐ろしい事に「裁判の判決」には、時効があります。 判決文の「被告は原告に○○万円を払え」と言うのは、10年で時効になるので、取り立てなどをしないで安心していたり、相手に夜逃げされて取り立てに失敗し続けたまま10年経つと、すべてパーになり、1円も回収できません。 民事裁判ってのは勝訴判決を勝ち得ても取り立て出来ない場合があって「試合に勝って勝負に負けた」って言う事が起きます。 民事裁判ってのは「裁判に勝ってからが本番」なのです。裁判に勝つまでは「準備段階」なんです。
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ありがとうございました