隣国を援助する国は滅びるという格言は時間スケールを無視しています。100年や200年のオーダーで見ると、隣国を援助した国は滅びているという意味で、隣国を援助すると、すぐに滅びるわけではありません。
米国がカナダやメキシコに経済援助しても、米国は滅びていませんし、日本がロシア、中国、韓国などに経済援助しても滅びていないのと同じです。どんな国も滅びる事はあるわけで、たとえば、ソ連は世界中に対外支援していましたが、結果的には滅びています。日本も最後は同じ結果になるでしょうし、米国も同じでしょう。それを指摘して、隣国を援助する国は滅びるというのは、隣国以外の国を援助しても滅びている国を度外視した格言であり、御都合主義の卑怯な論理展開だと思います。
「隣国を援助しなかった国は滅びる。」と言ったら、そんな事は無いという人がいるかもしれませんが、隣国への援助を断り、戦争に巻き込まれて国が潰れた例は数多くあります。
「隣国を援助する国は滅びる。」という格言は、隣国に負けないだけの軍事力を持っている場合であって、隣国に劣る軍事力しか持たない国が隣国への援助を全て断っていたら、隣国から攻め滅ぼされます。
隣国への援助を全て断っていたら、隣国が敵対国からの支援を受けるようになり、外交関係が破綻します。隣国を援助しない国は戦争に巻き込まれる結果になるのを隠して、隣国を援助する国は滅びるという格言を使うのは、自国を外交的に孤立させ、戦争を起こして国を滅亡に追い込む為の謀略でしょう。
お礼
ありがとうございます。 この言葉が当てはまるケースはほとんど見当たらないということですね。 経済的に困窮している国家が、援助を続けたら滅びる現認になるということぐらいでしょうね。 さまざまなケースに分かれてしまい、結局、援助しなければ滅びるという結論に いたることはほとんどないということですね そのような格言(?)を取り出して 援助があってしかるべきという論理に持ち込もうとしているとも 取れますね