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ギンモクセイの学名について

ギンモクセイの学名について質問です。 日本の主なサイトを見ますと、どれもOsmanthus fragrans Lour. var. fragransとなっています。 しかし、海外のサイトを見ますと、どれもOsmanthus fragrans Lour. var. latifolius Mak.となっています。 どちらが正しいのでしょうか?

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  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10005/12514)
回答No.1

>ギンモクセイの学名について質問 ⇒門外漢ですが、単なる興味で調べてみました。そこで分かったことを、以下に箇条書きします。 (1)ギンモクセイ(俗名:A sweet osmanthus)の分類上の名称は、目名(Order): Lamiales、科名(Family): Oleaceae、属名(Genus): Osmanthusである。なおOsmanthusは、ギリシャ語で「香気の花」という意味だという。 (2)種名(Species)は、一般にOsmanthus fragransですが、日本の学者(中井)は Osmanthus Asiaticusと呼ぶ場合があるようです。なおfragransは、ギリシャ・ラテン語で「芳香」の意。 (3)亜種名(Sub-species)は、Osmanthus fragrans var. fragransですが、ここでfragransを(種名と亜種名にダブって)2回用いるのは、「これがご本家」というような意味らしいです。 (4)キンモクセイ(俗名:A fragrant olive)に比べてギンモクセイの方が葉っぱが広いそうで、そのため学者によっては、キンモクセイをOsmanthus fragrans var. aurantiacusと呼び、ギンモクセイをOsmanthus fragrans var. latifoliusと呼びます(牧野、Koidz)。なお、aurantiacusは「金色」、latifoliusは「広葉」の意。 (5)以上から、ギンモクセイの学名は(通常、種名まで示せばいいらしいので)、Osmanthus fragrans だけで十分正しいと言えるでしょうが、「種属の代表」という意味あいでOsmanthus fragrans var. fragransとしてもよいし、「(キンモクセイより)葉が広い」という意味あいでOsmanthus fragrans var. latifoliusとしてもよい、ということになると考えます。(私は、個人的には、この最後の呼び名が気に入りました。) 以上、あまりお役に立てないかも知れませんが、ご回答まで。

mizka0501
質問者

お礼

今回こちらを初めて利用させていただいたのですが、こんなに丁寧な回答がいただけるとは思っていませんでした。急ぎで知りたい内容でしたので、すぐに回答いただけたことも本当に助かりました。 「Osmanthus fragrans var. fragransですが、ここでfragransを(種名と亜種名にダブって)2回用いるのは、「これがご本家」ということ」とのこと、こちらも疑問に思っていたのですっきりしました。 頭も混乱してきていたのですが、箇条書きにしていただいたので大変分かりやすかったです。 Nakay702さん、どうもありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.2

全くの素人ですが,ギンモクセイの正式学名は,オスマンツス・フラグランスだけではないのですか? その他のキンモクセイ等は,ギンモクセイの栽培品種とのことですから,変種(var.)というのはおかしいのではと思います。栽培品種ならば品種(form.)になるべきと思います。 学名変更は,それほど前の話ではないようですから,文献でも混乱があるのではと思いますので良くお調べになるべきものと思います。

mizka0501
質問者

お礼

回答いただきましてありがとうございます! 文献でも混乱があるとのこと、注意して調べていきたいと思います。 こういう調べものは不慣れなもので、少し戸惑います。意見参考にさせていただきますね。

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