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原子炉、廃炉期間の短縮方法は?

NHKの報道によりますと、40年稼働した原子炉の廃炉に28年ぐらいの期間を掛ける見込みとのことです。 廃炉の所要期間が長すぎると思い、原子力関係にお詳しい方に質問します。 1.現行の廃炉計画は28年になっていますが、一番所要時間が長いタスクはなんでしょうか? 2.廃炉計画を14年に短縮するのに一番必要な変革はなんでしょうか? 3.廃炉計画を14年に短縮すると不利益を被る団体(企業、社団法人、地方自治体、政党)などがあるのでしょうか? 学者だけでなく、原子力行政などに精通している方からのアドバイスをいただければ幸です。

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  • t_ohta
  • ベストアンサー率38% (5320/13882)
回答No.1

現在廃炉作業が進められている浜岡原発の大まかなスケジュールがこちらです。 http://www.chuden.co.jp/resource/energy/haishi_haishi-schedule_2.pdf 原子炉と周辺機器の撤去が一番時間が掛かるようですね。 放射能汚染されている部分の撤去なので、作業員の安全確保と、周辺へ放射性物質を漏らさないための対策が大変なのかもしれませんね。

Mokuzo100nenn
質問者

お礼

貴重な情報ありがとうございます。 なんか、”プロジェクト期間が長い方が儲かる”人々が書いたガントチャートに見えます(笑)。 「放射線管理区域以外の設備・機器の解体撤去」なんて1年ぐらいでやれよ、と言いたくなります。

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その他の回答 (4)

  • tetsumyi
  • ベストアンサー率25% (1963/7609)
回答No.5

原子炉は核燃料を全て取り出しても、炉の内部壁は長年放射線にさらされて原子が破壊され放射性物質に変わってしまっています。 これらの処理は直接人の手で行うことはできず、厳重に放射線から守られた防護服を着て囲われた運転室で機械を操作し少しづつ切り出してすぐに水のタンクに入れて運び出すと言うとんでもない困難な作業を繰り返すことになります。 巨大な原子炉をこのようにして、まるでアリが食っていくようにして解体することになるのです。 早く進めるにはアリのようにとんでもない数の機械を導入することになる。 そんな金を電力が社が短期間で用意することはできず、長年かけて償却できる範囲で行なうことになる。 14年にしろと言ったら、電力会社は余分に掛かる費用を税金から払ってくれと言う事になって結局は国民が不利益をこうむる事になる。 そのために電力会社は廃炉をすることはしませんでしたし、世界中でもこのような困難で金のかかる仕事をしようとはしませんでした。 廃炉まで計算すると、本当は原子力発電はとんでもない発電コストが掛かることになるのだが政府と電力会社は全てを先送りしてきただけです。 いずれにしても今後古い原子炉尾を廃炉にするために、電力料金は大幅に値上げとなることを覚悟したほうが良いようです。

Mokuzo100nenn
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >早く進めるにはアリのようにとんでもない数の機械を導入することになる。 なぜいきなり「とんでもない数の機械」になるのでしょうか。 まずは2倍の台数を投入して納期がどの程度削減できるかシミュレーションしてみるのが重要と思いますが、優秀な電力会社社員がシミュレーションさえしないということは考えにくいので、納期が長い手要因が「機械の台数」ということではないでしょう。

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回答No.4

ウランが核分裂して最終的に安定な鉛になるのですが いきなりウランから鉛になるわけではありません。 途中、何十種類もの放射性元素を経て鉛になります。 その中には、半減期が数年のものや数日のものも有ります。 半減期が短いということは、放射線をバンバン出して別の元素に変わるということです。 放射線を出し切って大人しくなる(安全な元素に変わる)まで待つしかありません。 逆にウランのように半減期が長い元素からは、それほど放射線が出てこないので扱いやすいです。 科学技術がもっと進んで、クォークを直接操作して半減期を変更できるような超技術が開発されるまでは他に方法が有りません。

Mokuzo100nenn
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 半減期の短い放射性物質の放射能が減少するのを待つために28年の計画になっているとのご指摘ですね。

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  • Nouble
  • ベストアンサー率18% (330/1783)
回答No.3

済みません素人です 2だけ答えます 放射性物質と 其由来の放射線、 更に 人への被害に纏わる 取り扱いの困難さ、 此等が元凶 敢えて言うまでも ないですよね? 端的に言って 此等を排除できればいい 訳です ね? 方向性としては 量を減らす 拡散を減らす 毒性を減らす 在り来たりですが まあ、此位は挙げられそうです さて、少し話を離れて 一般論として 今の現実社会と 某作品には 越えられていない 差があります 放射性物質を 無害化する技術です 此のネックとしては 私の素人考えでは 高エネルギー体 だからこそ 此が挙げられる と、思います 旗の巣をつつく そんなような事をすれば 爆発しかねません しかし一方で 更に高いエネルギ体を封じ込め 反応させる研究に 一定の目処が立っている そう思います 高いエネルギーを封じ込め 反応させる技術は 場合に依り成されつつある ならば今までとは違う手段で 放射性物質の高エネルギー状態を 連続的に解消できれば良い ですよね? いうだけなら 簡単単純な話です あとは、如何に 連続的に反応させられる 核融合炉のテクニックを転用し 爆発させず押さえ込み 実用にこぎ着けられるか 効率よく如何にビームを 反応対象に絞れるか 連続に放てるか 放射背あ物質を 安全利に凝集させられるか 等々、 此の諸問題を 乗り越えられるか ですよね? 拡散についても 概念を捨て 想いを膨らませれば 可能性は今以上に広がる そう思えます また、 今挙げきれていない方向性についても 模索はそう難しくない と、思います 今を変わらないもの と、せず 対処、打開、 此に勤める 此がお求めの答え だと、思いました 如何でしょうか?

Mokuzo100nenn
質問者

お礼

投稿ありがとうございます。 質問は下記の三点です。 1.現行の廃炉計画は28年になっていますが、一番所要時間が長いタスクはなんでしょうか? 2.廃炉計画を14年に短縮するのに一番必要な変革はなんでしょうか? 3.廃炉計画を14年に短縮すると不利益を被る団体(企業、社団法人、地方自治体、政党)などがあるのでしょうか?

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  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.2

 詳しくは分かりませんが、内在する放射性物質の「半減期」に基づく減衰を待つ、という要素が大きいのではないでしょうか。  こればかりは、いくら金と人とをつぎ込んでも、如何ともしがたいので。 1.→上に書いたように、特定の作業というより、放射能の減衰待ち。 2.→放射能の減衰を待たずに、安全かつ放射性物質や放射線の拡散なしに作業する、あるいは廃棄物を移動・所外搬出・保管・廃棄する技術やコスト。 3.→特に、そういう大きな利権関係はないのではないでしょうか。大きな費用をかけてまで廃炉期間を短縮するメリットが、電力会社にないということだと思います。

Mokuzo100nenn
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ウラン235の半減期は7億年(正確には703,800,000年)ですから、半減期を基準に考えると28年も14年も誤差の範囲です。 逆に言えば、放射性廃棄物の半減期は、現行28年計画を14年計画に短縮するときのショー・ストッパーとななりえません。 ウラン235やマイナーアクチノイドの半減期が原因で廃炉計画が28年になった訳ではないということです。

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