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ホルン(伴奏)がトランペット(メロディ)より目立つ
私は吹奏楽部でチューバ奏者をしています。 独学で音楽の勉強をしています。 今は、音楽の先生が作曲した曲に伴奏を付けて、それを通じて勉強をしています。 ピアノ伴奏はある程度完成したので、吹奏楽バージョンを作っています。 校歌をイメージした編曲をしたいと思い、トランペットは全てメロディの予定です。 しかし、メロディの音域が画像で示した幅しかありません。これだと、ホルン(ピアノで言う右手と伸ばし)がトランペットより高い音を出すことになり、musescore(楽譜清書ソフト)を使うとホルンが目立ちすぎているように聴こえます。 これはパソコン上で作っているからなのでしょうか?もしくは、実際に演奏してももうなるのでしょうか?後者の場合、解決策を教えて下さい。
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こんにちは。 クラシックの作曲をしている者です。 「ピアノで言う右手と伸ばし」という説明の意味がよくわかりません。ホルンは、和音をスタッカートなどで刻むのではなく、長く延ばすということですか? それによっても処理のしかたが変わります。 楽譜清書ソフトのプレイバックは、実際の響きとは違うので、あくまでも参考にしかなりませんが、この場合は、トランペットのメロディーとホルンの伴奏が同じ音域でぶつかるのは原則的にまずいです。たとえトランペットを3本ユニゾンにして、ホルンは1音につき一本にしたとしても、同族楽器(ここでは金管楽器)が同じ音域で重なってしまうと、分離して聞こえにくくなります。とくに、メロディーがレガートで演奏され、同じ音域でホルンが和音を長く延ばして演奏するのであれば、メロディーが浮かび上がりません(もしこれが吹奏楽でなく、オーケストラの場合なら、弦楽器がメロディーと同じ音域で軽く刻むような伴奏しても、それほど邪魔にはなりません)。 原曲の楽譜を拝見できないので、限られた助言しかできませんが、ピアノの右手に書かれている伴奏の和音を、トランペットと重ならない音域に移せるなら、その方がよいです。ただ、メロディーの音域がすでに低いので、この下の音域となると、ホルンにとっても少し低すぎますね。演奏できないわけではありませんが、あまりよい響きにはなりません。また、トランペットにとっても、この音域内だけでメロディーを演奏するのは少し低すぎると思います。「校歌をイメージした編曲」とありますが、実際の校歌ではなく、歌の伴奏に使うのでなければ、もう少し高い音域になるように移調するという考え方もあります。もし原曲がハ長調なら、ヘ長調ぐらいに上げると、トランペットがきれいに鳴りやすい音域になります。そうすれば、ホルンが担当する伴奏をメロディーの音域より下に移しても、ホルンにとって低すぎる音域にはなりません。 吹奏楽全体の楽器編成はどのくらいの大きさなのでしょうか。シンプルなピアノ伴奏の楽譜を吹奏楽にアレンジするときは、いろいろな「書き換え」や「補充」が必要になります。ピアノ譜に書かれている音符をそのまま吹奏楽の楽器に振り分けるだけでは、良い音がしません。 例えば、もし移調ができないとして、この音域のままアレンにするしかない場合は、トランペットだけでメロディーを演奏させず、その1オクターヴ上で木管楽器に同じメロディーをいっしょに演奏させれば、たとえホルンがトランペットと同じ音域で伴奏したとしても、一応メロディーははっきり聞こえるようになります。 楽器編成や曲の長さ、構造などがわからないので、これ以上詳しくは書けないのですが、トランペットやホルン以外の楽器をどう使うかは考えていますか? お示しの音域はホルンでも演奏が容易な音域ですので、曲の長さによっては、前半でトランペットを休みにしてホルンにメロディーを演奏させ、あとでトランペットを使うなどの変化を与えるアレンジもあり得ます。ただ、その場合も、メロディーと同じ音域に伴奏があるのは邪魔ですので、逆に、伴奏の和音をメロディーよりずっと高い音域に移して、木管楽器で演奏させる方がよいです。 楽譜全体を示してやり取りができないので、とりあえずこれ以上の助言は控えます。いろいろな吹奏楽の楽譜を見て、どの楽器をどの音域で、どのように使えば演奏効果が上がるのか、御自身でも研究してみてください。 何か疑問点がありましたら、コメントしていただければ追加回答します。 以上、御参考まで。