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肺腺癌stage4の治療方法とリスクについての質問
- 肺腺癌stage4の診断を受けた家族の治療方法についての質問です。選択肢は放射線治療、化学療法、イレッサの3つですが、イレッサのリスクや放射線治療の効果について不安があります。
- イレッサは効果のある薬と言われていますが、ARDSや間質性肺炎のリスクはどの程度あるのでしょうか。また、放射線治療は腺癌に対して効果が薄いと言われていますが、この場合にはファーストチョイスとなり得るのでしょうか。
- 主治医からはどちらの治療方法でも効果が低く、途中での変更は不可能と言われました。その理由についても知りたいです。セカンドオピニオンも考えているので、ご意見をいただきたいです。
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専門家ではありませんが。選択肢についてですが、イレッサは抗がん剤で、化学療法に含まれるもので、3択自体が少々おかしいと思います。それにこれは授業じゃなく、実際のご家族(あるいはご親族)の病気に関することなんですよね?だとすればなおさらこの3択は不十分ではないでしょうか?高齢者の肺癌で遠隔転移・胸膜・心膜浸潤がある状況では、臨床的にはまず1)ご本人に告知するかどうか、2)ご本人の希望を受け止めながら、癌をたたく治療を行うのか、緩和ケア(除苦痛を中心に)を基本とするのか、の選択が提示されるべきで、後者の選択肢の提案がなされないのは奇異というか問題あり、と思います。75歳以上(だったと思いますが)の手術困難な肺癌患者では、化学療法を行う方が予後が短くなるというデータも出ていると思います。また、放射線療法は、この場合原発巣の肺癌をたたくというより、骨転移による痛みや神経圧迫(脊髄や脳など)の一時的な解除を目的としたものではないでしょうか。これは先述の緩和ケアの中に(も)位置付けられます。治療の変更が困難な理由は一般的なものではなく、病状によると思われます。つまり両方の治療を連続的に行うのは体力的に困難という個別の判断があるのではないでしょうか。病状からは原発巣をいかにたたくか、というより浸潤や転移などによる個々の症状を軽減するために何が出来るのか、呼吸状態が悪化していく中で、どのような最期をむかえさせてあげるのか(人工呼吸器の装着の是非や蘇生術を行うかどうかなどを含めて)、残り少ないであろう時間をどこでどう過ごすのか、などの方が患者さんにとってもあなた方家族にとっても大変重要な問題だと思います。あなたが医学生だと知っていて、問題でも出すようなつもりで言ったとしたら、私としてはただあきれるばかりです。そうではないことを祈っています。
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- blackleon
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1、radiation 片側の四分の一と照射範囲が広く、心嚢水・胸水貯留が癌性のものなら局所療法ですから十分な効果を期待することはできないと思います。放射線は、骨転移の疼痛管理目的とか気道狭窄の改善目的など対症療法の域をでないでしょう。 2、化学療法 高齢者だからできないわけではありませんし、必ず苦痛を伴うというわけでもありません。臓器機能が保たれていることが確認できれば、施行することはできます。副作用が心配なら、副作用の比較的軽いレジュメ(カルボプラチン+ジェムシタビンなど)を使われるのがよいと思います。腺癌ですから多大な期待はできませんが、それほど副作用もでず予後改善効果が確認できることもあります。 3、イレッサ 通常は、化学療法や放射線療法の施行後に、効果が十分でなくなったり他の抗癌療法が期待できなくなった段階で投与されるのが普通です。腺癌ですから効きやすいかもしれません。2割程度には腫瘍縮小効果はあります。 >どちらを行っても その効果が低いからといって、途中でradiaionをイレッサに変えたり、その逆は不可能だとおっしゃりました。それは なぜですか?? 放射線を施行した後では肺の線維化がおこりイレッサの副作用が出現しやすくなるということでしょうか。その逆が不可能というのはよくわかりません。
お礼
blackleon様、事情があり、締め切りにしてしまった質問への、丁寧なご回答をありがとうございました。もしかしたら、削除されてしまったほうに寄せていただけた回答の方でしょうか。とても嬉しく思います。じつは、本日マスター様からのメールで、こちらに回答をいただいていることを知りました。〈締め切ったあとに、回答をいただけると思っていなかったもので・・・) 質問させていただいた家人は、blackleon様や下の方のアドバイスも参考させていただき、考えた末、イレッサを選択しました。 ちょっと、遅かったみたいで、効果を判定する間もなく 逝ってしまいました。 癌、って、やはり重い病気ですね。分かっていたつもりですが、ちっとも分かっていませんでした。 でも、ここで、質問させていただけて、大先輩方のご意見を聞かせていただけて、本当によかったです。 ありがとうございました
- wondercraw
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きちんと別の医師にかかって セカンドオピニオンを得るべき
補足
あと、厳しいご意見は最もですが、セカンドオピニオンと一言で申しましても、一からのセカンドオピニオンは求めておりません。(どれくらい時間のかかることか、ご理解下さい) 診断は、データを見て、正しいものであると思っておりますし、こちらにお尋ねした内容は、診断を仰ぐものではありません。 私の質問の仕方も悪かったように思いますが・・・
お礼
ご親切な ご回答をありがとうございます。 おっしゃるとおりだと思います。多分先生も、特殊系、ということで、イレッサを別枠にしたのではないかな、と思います。化学療法で、予後が短くなるという話は、初めて伺いました。ありがとうございます。また、このご意見を元に、調べてみようと思います。 家族内でも、告知をするか否かで、もめている段階でして、各自意見がばらばらです・・・ 私も、医学をかじっていても何の役にも立てないな、ととても無力に思います。 どうすれば、楽にしてあげられるか、これが一番の願いです。