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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:【肺がん】イレッサ ローテーションしている方へ質問)

【肺がん】イレッサ ローテーションしている方へ質問

このQ&Aのポイント
  • 肺腺がんステージ4、原発巣右肺2cm、骨転移あり、リンパ管転移あり、脳転移なし、PS=0。
  • EGFR陽性60代女性の治療でお聞きしたいのですが、1stイレッサ服用6週間で肝臓数値上昇の為、現在休薬中で3週間後にイレッサ(2~3日1錠)orタルセバ(1日1錠)を選択して下さいと言われました。
  • 副作用強めのタルセバでなくイレッサ継続を考えてますが

質問者が選んだベストアンサー

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  • Dr_Hyper
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回答No.1

このような治療をした経験者ではなく,癌細胞の理論上のことで何かのお役に立てればと思い回答します。 イレッサはEGFRを標的とした薬剤で,EGFRの分子内にT790Mという変異が入ってしまうとイレッサの聞かない癌細胞となり増えてしまいます。 イレッサを使うことで癌細胞の増殖を停めて耐性細胞が増えてしまう前に,短時間強い抗がん剤で癌細胞を弱らせ,メインのイレッサで資料を再開します。 これはイレッサは体へのダメージが少ないために使いたいけど,つかっているとT790Mの変異のはいった細胞を増やしてしまうリスクを背負い,それがすごく増えてしまうと抗がん剤が間に合わない。その細胞を殺せる抗がん剤は体へのダメージが大きいので長く使用できない(毒だから),だから癌細胞を極力減らしてその後抗がん剤を使う。というサイクルをつかっています。 それなら,T790Mの変異の入った細胞でも効くタグリッソを使うわけですが,実はその薬剤も約2割の患者さんにおいてC797S変異が新たに出現してしまうことで今度はタグリッソまで無効になる可能性があるのです。なので次々と薬剤を変えてしまうと,最期に使える薬が付いて希望がなくなるので,副作用があっても抗がん剤ですべての種類の癌細胞を減らし,そのあとEGFRを標的とする細胞の増殖を防ぐという手法をとっているのです。 タグリッソがT790Mを特異的に攻撃出来るから,増やしておいて使うのではありません。 イレッサで治療できなくなったときに,タグリッソを使うのです。 内情は変異が入ってしまうと使えなくなっていくので,その時点で薬を変えるのですが,なるべく薬を変えるタイミングを遅らせたいので,抗がん剤を間に挟むことで時間を稼ぎ癌細胞をすこしでも減らす工夫をしているというのが事実です。 2.については,やめるべきです。ご自身の命を縮めているのと同じです。 イレッサの効きが弱い状態はイレッサが効く細胞も増えてしまいます。その癌細胞が増えていく状態で,かつ変異の入った癌細胞も増えやすい状態は,薬を飲むことでやばい状況を作り出しているのと同じです。薬剤耐性菌による被害が感染症の薬を中途半端に飲んだ人のなかで増殖して問題になることがありますよね,あれは濃度が低いため菌を殺すことができないけど薬剤による選択圧だけはかけてしまうので,薬剤耐性の菌も増えやすい環境をつくってしまって,結果としてちゃんと薬を飲んでいれば聞いたはずなのに,中途半端に飲むことで耐性菌を増やしてしまった。という悲劇ですが,あなたの薬の飲み方はそれと似ていて一番ダメな方法です。 3. 上記と同じで間違った考え方です。イレッサが効いてすべての癌細胞が死滅してくればそれが一番です。叩けば叩くほど薬剤耐性の細胞が産まれてくるわけではなく,それだけちゃんと効かせても変異が起き増えてしまう細胞潜伏しているのが問題であり,それはイレッサを弱くしたところでも同じ事です。ちゃんと必要な量を必要なだけ効かせ最大限の効果を得られることが一番寿命を延ばすことにつながります。 薬剤の濃度で変異のスピードはかわりません。他の普通のがん細胞が死滅してくれることで薬剤耐性が産まれたことが容易に発見しやすくなっているだけで,あなたのお考えのような処理のしかたは,薬を無駄につかって,体にダメージだけあたえ,他の変異をもった癌細胞を増やす可能性をふやしているだけなのです。

fw21
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。医師と相談の上、3日に1錠で様子を見ることとなりました。私自身の間違った認識や思い込みで寿命を短くしたくないので、非常に参考になりました。誠にありがとうございました。