行政法総論
行政法総論を勉強しています
事例問題なのですが、どこを論点として、回答を導き出したらいいのかわからないので、勉強法、説き方を教えてください。以下問題を挙げたいと思います。
(1)公衆浴場2条3項の委任に基づき制定されたA県公衆浴場法執行条例は、公衆浴場営業許可の際の適正配置基準において、許可申請された公衆浴場と既設の公衆浴場との距離を原則として300メートル以上に保たなければならないとする距離制限を定めていた。B,Cはともに公衆浴場営業許可をA県知事に申請したが、両者の申請した公衆浴場の設置場所は10メートルしか離れていなかった。この場合、A県知事は、公衆浴場営業許可処分についてどのように判断すべきか。
(2)Aは、B市の区域内にマンションの建設を計画し、建築主事に対し建設確認申請を行い、その確認を受けて、B市に対し、給水契約の申込みをした。ところが、B市は、市の宅地開発指導要綱において、付近住民の同意を得られていないときは上下水道など必要な協力を行わないことがあると規定していることから、付近住民の同意を得てくるように指導し、給水契約の申込みを拒否した。B市の判断は、水道法15条1項の「給水契約の申込みを受けた時は、正当の理由がなければ、これを拒んではならない」との規定に反しないか否か。
(3)環境大臣Aは、二酸化窒素の環境基準を従来の基準より緩和する方法で改定する旨の告示を発した。これに対して、公害被害住民Bらは、このような環境基準の改定は違法であるとして、同告示の取消を求める訴訟を提起した。この場合、どのような判決が下るか。
(4)国道に約90時間にわたり、大型車両が故障のため放置されており、故障者の存在を知らず原動機付自転車に乗り、現場を通りかかったAが、これに衝突しAは死亡した。この場合、国家賠償法2条に基づく国家賠償請求は、認められるか否か。