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一票の格差

一票の格差がよくわかりません。 分かりやすく教えてください!

質問者が選んだベストアンサー

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  • Sat_H
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回答No.9

No.3です。補足読みました。 問題は、Cさんはわずか70万票で当選したのに、Aさんは99万票獲得しても落選している点です。Aさんに票を入れた99万人にしてみれば、なんでCに入れた70万人の意見は反映されて、オレたち99万人の意見は反映されていないのかと不満に思うはずです。 別の観点からも説明してみます。AさんとCさんの票をてんびんに乗せると、99万票のAさんのほうが上がり落選、70万票のCさんが下がり当選という奇妙な状態が起きているのでしたよね。 では、Aさんに入れた選挙区Xの人たちの1票と、Cさんに入れた選挙区Yの人たちの1票をてんびんに乗せてみます。常識的に考えれば、同じ一票だからてんびんは釣り合うはずです。ところが、実際に乗せてみると選挙区Xの1票が軽いのです。選挙区Xの票2票と選挙区Yの1票で、はじめててんびんが釣り合います。 なぜかというと、選挙区Xの有権者数は200万人で、選挙区Yの有権者数が100万人なので、票の重みが選挙区Yが1だとすると、選挙区Xは0.5しかないのです。つまり、選挙区Yは1人1票なのに、選挙区Xは1人0.5票だけしかないのです。 そう考えると、Aさんが獲得した票の重さは0.5×99万票≒50万、Cさんは1×70万=70万となるので、てんびんにおいて、Aさんのほうが上がって落選、Cさんは下がって当選ということになるのです。 でも、選挙の常識として1人1票ですよね?1人0.5票の人がいるのは不公平ですよね?これが1票の格差なのです。2012年の衆議院選挙では格差2.43倍(1人0.411票)で最高裁が「違憲状態」という判断をしました。参議院選挙ではもっとひどく、1人0.26票の選挙区(神奈川)もあります。 http://www.ippyo.org/ ちなみに、0増5減とは1票の格差を是正するための方法です。選挙区の区割りを見直して、各選挙区の有権者の数を等しくすることです。選挙区の見直し方としては、選挙区を分割して有権者数を減らしたり、選挙区をくっつけて有権者数を増やしたりします。 今回の場合は、0増5減なので、選挙区を分割して選挙区を増やすことはせず、選挙区をくっつけて選挙区を減らしました。具体的には、山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県で、選挙区をくっつけて、選挙区の数を3から2にしました。 ただし、0増5減でも格差は1.998倍(1人0.5005票)にしかならないうえ、このデータは平成22年度のものを参考にしているので、その後の人口変動で格差が2倍以上(1人0.5票以下)になってしまいました。裁判所が「違憲状態」または「違憲」の判決を出す可能性は高いです。 http://www.sankei.com/west/news/141125/wst1411250074-n1.html

その他の回答 (8)

回答No.8

 選挙の争点が中央中枢的問題である中央区と、中央か?地元地方か?に分かれる地方区、地方区の票の効果は半分なのかも? 親戚筋であるにも関わらずその間に選挙区境界ラインがある。人間味的に無理があるのかも?

  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.7

地方によって、1人の議員を選出するのに必要な有権者数が違うことが良く分かったと思いますが、ではなぜそうなると、よくないのか、ということです。 そうなると全国に関わる予算配分とか、必要な手当てなどの審議(正確にいえば力関係)のバランスが壊れるから問題なのです。 宮城県で衆議院を選出するのには20万人程度の有権者から選ばれればいいのに対して、千葉県の4区では倍以上の44万人もの有権者から得票をもらわないと当選できません。 そうなると「有権者の意思」が単純に半分になってしまうということです。 たとえば、地方の農家の人々だと「川を整備して欲しい」とか「TPPで農業分野は死守してもらいたい」という願いがあるでしょう。当然ながら衆議院議員は地元の選挙民のそういう意見をたくさん預かっているわけで、可能な限りそれに沿った政策が実行できるようにするわけです。そうしないと次回自分が落選します。 逆に都市部にすむ有権者は「地方の川ばっかり治してないで、首都圏の道路網をなんとかしろ」とか「農業なんて譲歩してもいいから、TPPで製造業を復活させろ」などの意見があるかもしれません。 また他の地方なら、別の意見もあるでしょう。 このような国の中でも利益が対立したり、予算上限られた仕事しかできない場合の優先順位をつけるのが選挙の目的でもあります。 このとき、地方の有権者の声は20万人単位で表されています。しかし都市部では40万人単位になってしまっています。単純に声の大きさが半分になっているといっていいですし、都市部で20万人ずつの選挙区にしたら、違う政党(たとえば共産党など)が都市部で議席を得るようなことも起こりえるでしょう。 そうなると、そもそも衆議院の与野党構成が変わってきますので、大きな声が生まれることになります。 有権者の持っている票は1票です。 それを集めて、議員を一人選んでいるのです。同じ選挙区の中で選ばれた議員はその区の有権者の考え方を反映しています。 しかし、議員を選ぶのにこちらでは20万人で一括り、あちらでは40万人で一括りでは、40万になったほうは意見表明の機会が半分になってしまっている、といえ、時間がたてばそれが国政のゆがみになってくるといえます。 現実に起きている問題を出しましょう。 たとえばバターの問題です。今バターがものすごく不足して、家庭でもお菓子工場でも非常に困っています。でも外国から輸入すればバターなんていくらでも手に入るのです。 しかし、日本では外国産バターには高い関税がかけられている為、輸入しても儲からないので輸入しません。そして今回のように日本の酪農家の供給量に問題があると、すぐに品薄になってしまうのです。 農家は自分たちの農業を守るためには「関税を死守」と言うでしょう。たしかに外国産の安いバターが入ってくれば絶対に勝てません。しかし、都市部に住んでいる人々からすれば「そんなことはどうでもいいからバターを買えるようにしろ」ということになります。 これらを政策として調整していくのが国会の役目であり、「関税死守」よりも「バターをよこせ」という意見のほうが強くなれば、関税は撤廃されていくでしょう。そのためには農家も都市労働者も等しい1票で意見を表明できる機会が保障される必要があります。 これが1票の格差の原点であり、特に衆議院は予算決定権があるため、厳密にしなければなりません。多くの国で、これらは厳密に管理されており、2倍を超える差が放置されている国は先進国には日本以外ないでしょう。 ただ、日本の場合首都圏に3割も住んでいるいびつな構造であるため、参議院では工夫されています。だから衆議院では2倍を越える差は違憲、参議院は5倍程度を超える差は違憲と違いがあるのです。

  • area_99
  • ベストアンサー率20% (226/1124)
回答No.6

昨日、最高裁判所で原告が敗訴しました。 違憲状態であったことは認めましたが、訴えば棄却されました。 ※現在は0増5減されていて問題は解消されています。

mako-to147
質問者

補足

0増5減とはなんでしょうか?

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.5

1,意味は解りますよね?  方や10万票で当選するのに、方や30万で落選する  のはおかしい、憲法で定めた平等原則に違反するのでは  ということです。 2,どうして問題になるのか。 ・まず、候補者間で不公平だ、ということです。 ・次は、投票する有権者の間で不公平がある、と  いうことです。  10万で当選する選挙区の有権者は、30万で落選する  有権者の3倍以上の価値の選挙権を有することになる  からです。  その結果、予算の分配が不公平になるのではないか、  という実際上の問題も発生し得ます。 ・そして、民主制に照らしても問題です。  民主制というのは、民意に添う政治、という意味が  ありますが、このような差があっては民意が正確に  反映されないだろう、ということです。

  • mrst48
  • ベストアンサー率9% (303/3050)
回答No.4

私も なぜ、それにこだわるのかが、わかりません。 投票権の、何に・どこに格差があるのか?です。 国益、国民の生命財産を守る仕事の国会議員。 各地方から選ぶ仕組みの選挙。 格差があるから、投票可能人数の頭数で 格差が生まれないようにすることで、良いのか。 その結果、 広い選挙区と狭い選挙区が。 立候補する方の平等って、どうなってしまうのか。 広い選挙区と狭い選挙区とでは カラダの負担は、相当な差が出てくるのでは。 今議論されている一票の格差解消で 別の格差が生じるのであれば、それは 意味が無い議論、もしくは その格差については、無視しても良い事なのか? それとも、考えすぎで選挙の格差は 言われている、一票の格差解消で良いモノなのか。 すみません。あなたの質問の回答ではありません・・・。

  • Sat_H
  • ベストアンサー率43% (87/202)
回答No.3

たとえば、 有権者数200万人の選挙区Xで、Aさんが99万票で落選、Bさんが101万票で当選 有権者数100万人の選挙区Yで、Cさんが70万票で当選、Dさんが30万票で落選 この場合、Cさんはわずか70万票で当選したのに、Aさんは99万票獲得しても落選しています。このようなことが起こるのは、選挙区Xでの一票の価値とYでの価値が違うからなのです。 分かりやすく説明してみます。票をてんびんに乗せて、軽いほうが落選、重いほうが当選と考えてみます。選挙区Xでは、99万票のAさんのほうが上がって落選、101万票のBさんのほうが下がって当選です。ところが、AさんとCさんでは、99万票のAさんのほうが上がり落選、70万票のCさんが下がり当選、という奇妙な現象が生じています。選挙区Xにおける票の重みが小さいため、たくさんの票を得ても落選するという事態が生じているのです。また、その票を投じた有権者の意見が軽んじられているともいえます。

mako-to147
質問者

補足

とても分かりやすかったです! ですがなぜこれが問題になっているのですか?

  • mmmma
  • ベストアンサー率41% (683/1636)
回答No.2

日本は間接民主制なので、有権者は自分の意見を代弁する議員を選出し、その議員が国会で議決権を行使することで有権者が政治に参加するシステムとなっています。 国会において議員は一人1票なので、議員1人当たりの有権者数が多いところは国政に対する有権者の価値は小さくなり、逆に議員1人当たりの有権者数の少ないところは有権者の価値が大きくなります。 つまり地域によって有権者の持つ1票の価値に違いが生じるため、法の下に平等と定めた憲法に違反していることが問題となります。

  • maiko0318
  • ベストアンサー率21% (1483/6969)
回答No.1

※数字は嘘です。 島根県で当選したA氏:得票20万票 東京都で当選したB氏:得票60万票 この二人が国会で同じ権力を持つわけです。 A氏の方が3倍の権力を持っていて平等とは思いませんか? というか、島根県は3人を国会に送り込むことが平等ではありませんか?という命題です。

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