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アメリカという国の性質、性格について
最近歴史に興味がありいろいろ調べていたら、 至る所でアメリカが第三国へ干渉していることに気づきました。 例えばウクライナの件や、ユーゴスラビア分裂や。。 自国へのメリットが明白な場合は理解できるんですが、 なぜ介入するのかその理由がわからないことも良くあります。 ただ単に大国として首を突っ込みたいだけなのでしょうか、 それとも一見分かりづらいだけでやはり自国のための行動なのでしょうか。 できるだけ偏見なく中立的な目線でご回答いただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。
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簡単に言うと、介入しないともっと深刻な状況になるからです。 例えばウクライナ。何もしないとロシアの思い通りになり、ロシアが再び大国化します。ロシアが大国化すると、アメリカにとって脅威の存在になります。だからそうならないために、あらかじめ介入するのです。 ウクライナの件は、アメリカが介入した事件と言うより、「オバマがあまりにも無関心だったために、プーチンに隙を突かれ、ウクライナ問題が無視できない状況になり、介入せざる終えない状況になってしまった」と言ったほうが正しいです。あらかじめ、プーチンのウクライナへの野心を牽制する外交が出来ていれば、そもそもこのような問題は発生しなかったでしょう。 ウクライナ問題は、介入を怠ったために起こった事件でも、まだマシな部類です。 例えば、ナチスドイツの暴走は、当時のイギリスの首相が武力制裁と言う「介入」をためらったために起こった事件と言うのは周知の事実です。これは実に深刻な、歴史的ミスと言えます。 介入しないともっと深刻な状況になる。 外交とはそう言うものなのです。特に、覇権国はそれに気を使わないと、あっという間に内部崩壊や同盟国の空中分解が起きます。 介入する、しないの問題はアメリカに限った話ではなく、「介入しないと、もっと深刻になる。」「介入しないと国益を損なう」「介入すれば国益を大きく得られる」など、その国のブレーンが分析し、政治家が決断する事で「介入」が始まります。外交とはそう言うものです。 介入がその国にとって良い結果を生むかどうかは、個々の事例によって大きく異なりますが、「何故、介入するのか」の理由は概ねそれです。 アメリカが「介入が多い」のは、覇権国だからです。
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答えは1つでしょう。 それは国全体が民主党国家であり また世界も民主党政権を支持している。 よって、民主党国家であるアメリカはトップの位置で指導権を握っている訳です。 いくら広くて強い中華人民共和国(中国 )でも、民主主義政党には手も足も出ません。
- wellow
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>自国へのメリットが明白な場合は理解できるんですが、 >なぜ介入するのかその理由がわからないことも良くあります。 >ただ単に大国として首を突っ込みたいだけなのでしょうか、 >それとも一見分かりづらいだけでやはり自国のための行動なのでしょうか。 彼らの性癖だと思います。 「米国の外交政策」(ヨハン・ガルタン)という小論文に興味深い考察があります。ガルタンは、米国の性癖を次のように述べています。 ・ 米国は神のように振舞う権利を有するだけではなく、それを行うことが義務である。 ・ 紛争解決における米国の立場は他国とは異なる。米国は一段高い位置から悪の国を制裁する権利を持つ。 ・ 悪の国と戦う場合には、敵の無条件降伏だけが唯一の解決策であり、妥協はありえない。 ・神と米国の間にはいかなる国も存在し得ない。したがって、米国の覇権に挑戦する国の存在を許さない。 ・米国は究極的な意思決定権者であり、その権限を他国に譲ることはない。 彼らの行動を見ていると十分に納得できます。 彼らには選良意識があり、それに裏打ちされた慈愛、その裏返しとして忠誠と服従を誓わないものは敵であり、容赦なく潰すという肉食獣のような一面を持っています。
- ssssan
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初代ジョージワシントンから歴代殆どメーソン系ですねー33階級の何処かに属して、ちなみにメーソンは総称です33階級のー本当は下から三階段迄ー徒弟ーマスターグランドマスターで。 小浜も特別メーソン系会員です。 米権力機構ーWASPワスプですねーホワイトアングロサクソンプロテスタントーーカトリックは二流市民-その他は3流市民ですー公然の秘密。 でないとキリスト教信者多い長崎に原爆投下何て有りえません、カトリック系ですので落としたと思います、下調べは確実にやってます、皇居に焼夷弾落とさないのもー一説には天皇家と米政府ー開戦前から密約説有りますからー真珠湾攻撃も出来レースで湾から空母出払ってたのも3次.4次攻撃で残したタンク群.ドック等叩かなかったのも、陸戦隊上陸で制圧しなかった等謎だらけです。 強大な力持つ軍産複合体から全米ユダヤ人協会から禿鷹から米はタブーだらけです、自由でも一線以下の自由ーそこ超えたら命何て保障無いです、米は、エリア51等基地に近付いただけで警告入るし間違って上空入りそうに成ったらスクランブルで追っ払い、それでも入って来たら撃墜確実等怖すぎ国家米。
- gouzig
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日本には司法(警察、検察、裁判)があり、市民に危害を加える者に厳しい罰を科します。 一方、世界には共通の司法機能はありません。 その役割をアメリカが果たしていると思います。 もちろん、国連や至るところでその議論が行われています。 単にアメリカが勝手だと非難するだけでは問題が解決しません。
- KappNets
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ウクライナの件でご説明致します。ことは東西ドイツの合併にまで遡ります。本来なら当然米国とソ連を足して2で割ったような状況が生まれるべきところですが、そうはなりませんでした。ドイツは NATO に加入し、NATO は次々と東欧諸国を飲み込んで行きました。詳細は省きますがその裏には米国の巧みな対ソ交渉がありました。プーチンは東西ドイツ合併時の外国交渉の席にもいて、それ以来米国の(巧みなあるいはずるい)やり口に不満をためていたのです。ウクライナにまで手を出して来た NATO および欧米に対してプーチンの忍耐の緒がキレ、現在軍事的にはプーチンが優勢にも見えますが、経済制裁によってロシアもウクライナも底に穴の開いた船のような状況になっています。 対中国政策を米国は曖昧にしています。経済的には重要な国ですので持ち上げる部分もありますが、その一方で危険な独裁的共産主義政権に対しては油断なく包囲網を敷く準備を進めています。財政が厳しい米国ですが、中東問題がある程度目鼻がつく頃には残る主要課題は中国の共産主義政権になります。オバマ大統領に続く政権が中国にどうアプローチするか、見ものということになります。 ISIS もそうですが、手綱を緩めると歯向かって来る勢力が勢力を増して来ます。ロシアはアサド政権を支持しましたし、中国も何かにつけ反米勢力を支持しています。米国を敵視する勢力は多いのです。
昨日猛暑の中、オーストラリアのブリスベンのクイーンズランド大学でオバマ大統領のスピーチが行われました。対象は選ばれた学生達及び関係者です。(オバマ大統領はG20の昼食をそこそこに大学へ) http://www.youtube.com/watch?v=52ZPlDSmEj4 そのスピーチの内容を注意深く聞いていると、今後彼らが何を望み、どういう人たちを対象にし、何を最終的に考えているのかわかります。しかし実に魅力的なスピーチです。彼らはただの学生ではありません。選ばれた優秀者でロィヤリティがあると証明されたものたちです。地元高校生もいますが大多数は大学生、クイーンズランド大学だけではなく、グリフィス、QUT,サザンクロスなどから選ばれています。ある学生達はホワイトハウスから直接招待を受けました。ローだけではなく、科学、医学、研究、エンジニア、IT 経済、と様々です。 オバマ大統領のスピーチは紙に書かれたものではありません。だから人々の心を打ちやすい。 軍事に関してもTPPに関しても上手に説明しています。もちろん自国のための行動です。しかし自国のためと言うより世界を様々な手段で狭くする事で最終的には自国のためになる、という考えに思えました。
- hekiyu
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こういうのは、複数の理由があり、専門家の間でも 説が分かれております。 ・米国という国は、言語、宗教、人種が混在した 人工的な移民国家です。 こういう国家の国民をまとめるのは非常に難しい のです。 途上国がなぜ途上国なのかを考えたことがお有りでしょうか。 一番の原因は、国民としてのまとまりがないからです。 人種や宗教、言語が異なり、政治的に不安定なので 経済も発達しないのです。 (放送大学教授 高木保興) 戦争ほど国民を一丸にするものはありません。 まして米国は最強の国家ですから、負ける懸念は ありません。 かくて、米国はチャンスさえあれば、戦争をやる という国になったのです。 ・34代大統領のアイゼンハワーは、軍産複合体を 原因に挙げています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E7%94%A3%E8%A4%87%E5%90%88%E4%BD%93 簡単に言えば、戦争をやれば軍事産業が儲かるから ということです。 ・米国は第一次大戦で大儲けをしました。 その反動で1930年の大恐慌が発生し、第二次大戦の 参戦により見事な経済復興を遂げています。 これなどは戦争をやると儲かる、という図式ですが 国際政治学者の「高橋和夫」教授は、地政学的理由を 挙げています。 つまり、ドイツによる欧州統一を恐れたのが原因だ としています。 この理屈によると、ユーゴやウクライナへの介入は ロシアを強大にさせないため、という説明がつきます。 尚「文明の衝突」のハンチントン博士は、ユーゴ紛争は 文明の対立が原因であり、それで米国が関与したのだ と説明しています。 つまりキリスト教文明とイスラム文明の衝突だという ことです。
- rokutaro36
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すべて、自国のためです。 日本の立場と明確に違うのは、 盟主としての義務を自覚している点です。 例えば、日米安保条約では、 米国は日本を守る義務があるのに、 日本は米国を守る義務がないどころか、 憲法の制約で、「守れない」ことを承知のうえで 同盟関係を結んでいます。 これが、「盟主としての義務を自覚」していることです。 つまり、同盟国を守ることが、結局は、自国を守ることになる ということを信じているのです。 だから、日米安保条約が成り立つのですよ。 日本に米国を守ってもらう必要はない、 でも、米国は日本を守ります。 なぜなら、日本を守ることが、米国を守ることだからです。 という論理です。 ウクライナ問題、イスラム国問題 すべて、米国に直接のかかわりがある問題ではありませんが、 同盟国を守るためには、必要な介入だと思っているのです。 最近、米国は、アフガニスタンやイラクから手を引こうとしていますが、 一つには、シェールオイルの影響で、中東の安定が、 米国のエネルギー問題に与える影響が少なくなったからです。 となると、問題は、イスラエルです。 イスラエルに脅威とならなければ、傍観者になっても良いという 状態になったからです。 ウクライナ問題にクビを突っ込むのは、 欧州のエネルギー問題が絡んでいるからです。 欧州のエネルギー、特に、ガスは、ロシアに依存しています。 その中継地がウクライナなのです。 ウクライナの安定は、エネルギーの安定供給に重要なのです。 しかも、ロシアが欧州に近づくのを阻止する地政学的に 重要なポイントです。 クリミア半島をロシアに実質、併合されてしまったからには、 ウクライナは欧州にとって、死守したい場所なのです。 だから、米国は支援をするのです。
お礼
なるほど、確かにアメリカだけでなく全ての国が自国の利益のため動いていることや、 覇権国家としての責任など。おっしゃるとおりです。 個人的には覇権国家としての正義を気取って、 うまく利益だしてるなぁという印象は拭えませんが。笑 そのスキルがあってこそのトップなので、しょうがないといえばしょうがないですね。 どうもありがとうございました。