まず、いろいろと整理して考えましょう。ここでは「そういう考え方もあり」的な、回答というよりは、「提案」「発想」の類だと思って読んでみてください。
1.世帯収入と考えると、だれが稼いだかは重要ではない
給与所得は、「基礎控除」がなされた末に算定される『課税所得』が税金の対象になります。このため、今まで質問者様一家では、確定申告という、「我が家の収入はこれだけです」をする必要がなかったといえます。
ご質問のケースだと、給与所得者=0円 副収入(雑収入)=160程度
雑収入という捉え方で税金を納めると、かなり不利です。そこで、今まで副収入と捉えていたネットビジネスを「メインの仕事」として考えればいいのではないでしょうか。
もちろん、今から、帳簿だの領収書だのをそろえるのは不可能に近いことでしょう。来年から本腰を入れるとして、今年の収入に関しては、これで行くしか手はないと思われます。
2.扶養は外れるが『扶養すればいい』
結果的にご主人を扶養していることになるのですから、仮に表記の収入しかなかったとしても、世帯主を質問者様にすることですべて解決です。収入が一番多いものが世帯主になり、家を支えているという構図にすることに異論をはさむことはないはずです。
3.「身体壊して」の程度次第では…
高額医療費は控除対象になります。これも詳しくは税務署、かかりつけの病院などでお問い合わせください。
で、大まかに考えると、世帯収入が180と仮定しても、所得税は多くても数万円、扶養控除などを加算すれば、うまくいけば免税点を大幅に上回る(お子様・老親がいるなどすれば、なおよし)と思います(ただし、そうなった経緯についての説明は求められるはず)。
ご主人様については、今年の収入が0に近ければ、当然無税。扶養されているとするならば、いわゆる「103万円」という満額控除が得られる収入以下であるなら扶養控除が生き、仮に控除額突破の収入があるとなっても、すでに源泉徴収されているので、還付されないだけの話になります。
いずれにせよ、質問者様である奥様の収入しかないのですから、税務署で行う「確定申告」は不可欠なものになります。わからないことは、税務署に聞いておき、今年の収入に対する所得税をまともに払えるように準備しておくことも必要になってくると思います。