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プロ野球ドラフト会議の問題点とは?
- プロ野球のドラフト会議が人権侵害とされ、憲法22条に触れていると指摘されています。
- 他の職業選択と異なり、学生に対して就職先を自由に選ばせないプロ野球業界の横暴に疑問が呈されています。
- 専門家や人権弁護士もこの問題に対して積極的な行動を起こさず、不可解な状況が続いています。
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>日本プロ野球組織が言わば勝手に規約を作って規定しているだけではないのでしょうか。 その通りで、何も問題は無いはずです。 プロ野球に入るか入らないか選べることが「職業選択の自由」です。しかし、大学生や高校生が、「野球協約」の内容に同意し、いったんプロ野球に入ってしまった後は、その世界の決まりに従う必要があるのです。球団間の取り合いに自分を委ねることも、球団が決まったら従順にそこへ入団することも、すべて事前に同意しているのです。 プロ野球の球団は単独では存続できません。複数あって初めて競争があり、その結果、優勝もあるのです。つまり、セ・リーグもパ・リーグも、また両方も、互いに同じ仲間なのです。 別な見方をすれば、ある一般企業に就職しようと思うか、別の企業に就職しようとするか、は選択の自由です。一つの企業に入れば、その中でどの部門で働くかは、原則として、雇い主であるその企業が決めることです。 プロ野球も一つの企業と見ることもできます。チーム(球団)同士が争っているかのように見えますが、実際には互いに同じ目的を共有し、互いに依存している同じ仲間なのです。ドラフト会議は、球団の実力を平均化させる仕組みで、これが無いと、ある球団に能力ある選手が集まり、力の差が開いてしまいます。すると弱い球団の試合は観客を集められなくなり、つぶれてしまうでしょう。そうなると元も子も無くなるわけです。 >例えば、日本新聞協会や生命保険協会が、全く同じ新人採用システムを実行することは可能で、且つ何ら法的に問題もなし、という理解で間違いありませんでしょうか。 まったく問題がありません。新人は、事前に、その決まりを知ることができれば、契約するしない(選択の自由)は、その新人が決められるからです。こうした「契約」は民法で認められていることです。 >学生側が文句の一言も主張しない、どうなっているのですか? 学生が事前に、それに納得し同意しているからです。文句のあるはずがありません。(たまには、ルール破りがいて、袋叩きにあったこともありましたね)
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- cypress2012
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>阪神タイガース以外の球団には入団したくないプロ野球人希望の大学生A君、 >A君はクジ引きで阪神タイガースへの入団=就職できなくなった >こんなドラフト会議という仕組は憲法22条に反して違憲である 一般企業でも、大学生の就活の中で、ある企業との面接で、私は設計の仕事を希望します、と言います。しかし、入社してしまえばどの部門に回されるかは、使用期間中での成績・実績の評価で必ずしも希望通りにはなりません。もちろん、そこで辞める人もいます。 ただし、その企業を志望したことは職業選択の自由が保証されているからです。 プロ野球でも、志望球団に入れてもトレードもあるし、成績により二軍で生活する人もいます。そのまま辞める人も。それでも選択の自由は一貫して保証されています。 ドラフト会議は、プロ野球に入ることが必ずしも最終的には決まっていない人達も対象です。ただし、プロ野球も職業選択の一つの候補(選択の自由)であることを本人が認めていると言えます。他にも社会人野球とか他のリーグとかもあります。 ある意味では、企業に就職するとどんな仕事をさせられるか不明であるのと比べて、就職前に、どの球団かを示してくれるということなので、より自由であり人権を尊重しているとも言えます。 その世界でどのようにやっていけるかは別の話です。 高額の契約金を払う球団側にもリスクがあるのですよ。契約通りに働いてくれないことはよくあります。
お礼
ありがとうございました。
- jasdf-0110
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あの抽選は、あくまでも交渉権利の順位だけです。 昔は、権利獲得後でも他球団が水面下で交渉して空白時間を利用して色々と問題もありました。 ですから、会議規約で他球団は交渉期間終了後か交渉決裂での終了でしか交渉ができません。 これは、選手を守るために作られています。 A球団に行きたいのに、B球団から指名されて行きたくない選手は、交渉拒否を宣告だけで終了しますが、一定期間は他球団との交渉ができません。 よく使われるのが、「トレード」という制度で、AとB球団で交渉しその選手をもらう代わりにAからBへ選手を行かせることがあります。 特に有名なのが「阪神の小林投手」でしたね。
お礼
ありがとうございました。
- alflex
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でも、それを言えば一般企業が採用試験をして、その結果入社を希望している人の入社を断ったら憲法違反になってしまう、という話になりませんか?
お礼
でも、公平な入社試験を経ての結果だから試験の評価が低ければ落ちて入社できないというのはソリャそうだと思うんですけど、ありがとうございました。
- jasdf-0110
- ベストアンサー率46% (38/81)
規約も何も、法的には何も違法性は全くありません。 ドラフト会議で、学生が指名されるのはTV等でも公開されています。 当然、指名は違法ではないのはわかりますよね? 行きたくない球団であれば「拒否」をして交渉も行わないことがあります。 ただ、相談者は会議前にすでにスカウトが接触しており、プロへ進む意思があるかの確認がされていることを知らないのではと思います。。 少し前でも、行きたくない球団から指名されて「大学」へ進学した選手もいます。 ですから、何も職業選択の自由を侵害しているのではありません。 それに、契約を結ぶ時には弁護士が立ち会いを行います。 本人が、プロへ行く気がなければ指名後でも拒否しています。 その辺りは、きちんとクリアーされていますので違法行為ではありません。 一部だけ見て、全部を把握できないです。
お礼
ありがとうございました。 うーん、でも何かちょっと引っ掛かるものが…、あっそうそう少し質問を変えてみます、例えば、阪神タイガース以外の球団には入団したくないプロ野球人希望の大学生A君、ドラフト会議で阪神含めて6球団が重複し結果的に読売ジャイアンツが当りクジを引き当てて…、A君はクジ引きで阪神タイガースへの入団=就職できなくなった、従ってA君はプロ野球人になれなかった、こんなドラフト会議という仕組は憲法22条に反して違憲である云々と提訴したとしたら、完璧に敗訴するに決まってるだろバカかお前、という理解でよろしいでしょうか。
- cypress2012
- ベストアンサー率67% (246/367)
「職業選択の自由」は日本国憲法第22条で保証されています。 さて、ご質問の意味では、野球の能力に優れた大学生、高校生がいたとして、彼らがプロ野球を職業として選ぶか、野球では将来性が無いと判断するとかして一般企業や官庁を選ぶのは自由だということです。 しかし、いったんプロ野球で職業野球選手として活動したいと思えば、そこでプロ野球のどこかの球団に入ることになります。これは職業選択の自由を活かした結果です。 ところで、プロ野球業界(日本プロフェッショナル野球組織といいます)という一つの組織にはそれなりの規約があります。一般企業などでも、就業規則というのがありますね。 まず、「野球協約」というものがあって、いわばプロ野球の憲法として決められています。 http://jpbpa.net/up_pdf/1387678764-654455.pdf この中で各球団や選手との契約などが記述されています。 また、各球団と選手との間の、いわば採用の契約は「選手契約(統一契約書)」によると定めています。 http://jpbpa.net/up_pdf/1387678764-654455.pdf いわゆるドラフト会議についての規定は「新人選手選択会議規約」です。 http://jpbpa.net/up_pdf/1284364734-544771.pdf これに新人選手の選択について規定されています。 職業選択の自由を奪ってもいないし、学生が文句を言うこともない理由がお分かりだと思います。
お礼
それって、日本プロ野球組織が言わば勝手に規約を作って規定しているだけではないのでしょうか。 では、例えば、日本新聞協会や生命保険協会が、全く同じ新人採用システムを実行することは可能で、且つ何ら法的に問題もなし、という理解で間違いありませんでしょうか。 ここの辺りのところがキモな部分かと思ったもので…、どうもありがとうございました。
- aakuma
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プロ野球が一つの業種で そこに入り 部署球団にに配属です 有る年数がたてば 自分のキャリアにより他の部署を指名したりされたりする と言えば聞こえがいいのですが 自分の球団が1番にそうゆう球団(読売)が お金に物言わせメチャクチャに 江川騒動もそうですね 清原桑田騒動 それを阻止するため 力の突出を押さえるためが本音でしょう。 野球を面白くするための 苦肉の策です。
お礼
プロ野球という業界というか業種というかは確かに存在しますが、卒業する学生の一人一人は、どこかの会社というか組織に属してソコで働くのであって、その為に就活するのであり、ダブってしまうのでNo.1さんへのお礼を参照していただければと思いますけど、例えば、新聞業界へ就職希望の学生がいて、例えば、読売新聞と産經新聞への就職試験にはアタックするけど例え朝日新聞や毎日新聞から無試験で採用すると言われたとしても100%就職する気なんかありません、というケースというか理由というか、明白ではないでしょうか。 それが職業選択であって、その選択が自由にできる、これを保障しているのが憲法だと、普通に思いますのですけど…。 だから、理解できません、ドラフト会議が、どうしても…。 ありがとうございました。
- hekiyu
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"で、プロ野球業界だけが、学生に対して、就職先を自由に 選ばさない、というような横暴が何故マカリ通せているのですか?" ↑ プロ野球業界というのが、一つの大きな会社なのです。 それで巨人に配属されるか、中日に配属されるかは 営業か総務か、の違いでしかありません。 ”これ、職業選択の自由を奪う=憲法22条に明らかに觝触し、 違憲だと解せざるを得ないのですが” ↑ 憲法は公権力と個人の間を規制する法ですから、 民間企業であるプロ野球業界に、憲法の規定は 適用されません。 だから、違憲合憲の問題は発生しません。 適用されるのは、これが公序良俗違反になるか、という ことですが、そこまでは行かない、ということだと 考えられます。 ”コレ変じゃないですか?おかしくはアリませんか?” ↑ 以上説明しましたように、違憲でもないし公序良俗に 違反するとまでは言えません。 故に変でも無いし、おかしくもありません。 ”これに対して、誰も異を唱えることもせず、特に学生側が文句の 一言も主張しない、どうなっているのですか?” 普段色々積極的に活動されているイワユル人権弁護士の先生達、 毎年毎年この人権侵害=職業選択の自由を侵害している巨悪に対して、 どうして行動を起こさないのですか!?” ↑ 確かに妥当かどうかの問題はありますが、 違法かどうかの問題が無いからだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。 で、ひとつだけ訊きたいのですが、例えば、もし仮に生保業界がプロ野球業界と全く同じようなドラフト会議的なものによる学生の採用システムを実行することにしたならば、コレはプロ野球でのドラフト会議と同じように、ごく普通に行われて、しかも何らの法的批判なり問題にもならずに、毎年毎年行われ続けて、それが常態化されて…、それでそうなって、それで誰からもドコからも問題無しということになって、で、この理解でよろしいでしょうか。
お礼
なるほど、分かり易いご回答ありがとうございました。