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タマネギ臭とアルミホイル

料理でタマネギを使い手がタマネギくさくなったら いつもキッチン用ハンドソープで手を洗い落します。 ところが、直後に板チョコを食べようとアルミの包装を開けていると タマネギの臭いが復活してびっくりしました。 復活したら、また、キッチン用ハンドソープで洗うだけの事なんですが 疑問なのは、どういう理屈でアルミ包みを触るとタマネギの臭いが 復活したのかお分かりになるでしょうか? 化学的な仕組みが知りたいと思いました。 お詳しい方、よろしくお願いします。

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回答No.1

はじめまして。 まず、タマネギの汁気や臭気の成分は「硫化アリル」というものが主となります。一般的に、この成分はニンニク・ニラ・ワケギ・ラッキョウ等といったネギ科の植物に多く含まれる天然の酸性成分で、人体に内服されると抗菌作用・保温作用・発汗作用が発生します。 次に、一般的なハンドソープは弱アルカリ性のものが多いのですが、酸性成分の臭いを取り除くためにはアルカリ性で中和させて「中性」にする必要があります。タマネギを触り酸性成分の付着した手をこの弱アルカリ性のハンドソープで洗う場合、よほど念入りに洗わない限り、ハンドソープの臭いで気づきにくいものの、化学的には中和はしておらずに知らず知らずの内に臭いが手に残っているという状況が起こり得ます。 そして、極めつけはこの世の「素材」というもののほとんど全てのものには、「熱伝導率」という数値化された概念を持っています。簡単に言いますと、これは「1℃当たりの温度変化中に流動する熱の量」のことで、数値が高いほど温まりやすく冷めやすいということになります。主に建築の断熱性能等で活用されるものが多いですが、板チョコの包装にも使われているアルミニウムの熱伝導率は、銀・銅・金に次いで高くなっています。 考えられる状況としましては、弱アルカリ性のハンドソープでは実質的には洗い落とせていなかった酸性成分の臭いが、板チョコのアルミ包装に手で触れた際に、体熱と共に一度アルミ包装を介して戻り、再び際立った臭いとして現れたのかもしれません。 日常的な観点からお話をしますと、料理のレシピに魚や野菜やきのこ等を使った様々な「ホイル焼き」というものがありますが、あれは突き詰めて言いますと熱を伝えやすく美味しい匂いや汁気を封じ込めやすいためですよね。臭さではありますが、その原理と似たような事象が発生したのかもしれませんね(笑) 長くなりましたが、ご参考程度になれば幸いです。

kssaito
質問者

お礼

詳しいご推察ありがとうございました。

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