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年末の退職→年始から個人事業主になる場合って・・
年末に退職をすることになりました。 で、年始よりフリーで、個人事業主として働く事にしました。 その際に、色々と手続きがあると思いますが 年末年始で、役所関係も休みとかあると思いますので、ちゃんと手続きできるのか? その辺りが気になっています。 何か、気をつけたことが良いこととかあるようでしたら、おしえてください。
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>年始よりフリーで、個人事業主として働く事にしました。 >その際に、色々と手続きがあると思います… これは、少し誤解があります。 実は、「フリーで、個人事業主として働くための手続き」というものは特に【ありません】。 --- まず、「税金に関する手続き」は、「フリーで、個人事業主として【働き始めてから】」行います。 具体的には、「事業(商売)を初めました」という報告を「税務署」と「地方公共団体(地方自治体)」に行います。(いわゆる開業の届出です。) しかし、届け出なかったとしても罰則はないので、「そんな報告をする必要があるとは思わなかった」「自分がやっていることが事業という認識がなかった」というような理由で何もしていない人もけっこう多いです。 特に「地方公共団体への届出」についてはしていない人が多いです。 --- なぜ、そういうルーズな状況がそのままにされているかと言えば、「届出によって徴収できる税額が変わるわけではない」というのが課税庁の本音だからです。 たとえば、届出をしていない人でも「所得税の過不足精算(確定申告)」はしますし、「国」に申告した内容は「地方公共団体」にも伝わります。 そして、「届け出をしていても・いなくても」納めるべき税があれば納めるというだけで、儲けが出なければ納める税金もありません。 (参考) 『[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm 『個人事業の開廃業等届出書は、出さないと怒られる?|個人事業の開業の届出 やり方 http://kojinjigyou.columio.net/ --- 『自治体への届出|個人事業のアレコレ』 http://www.mt-tommy.com/start/localgovernment.html --- 『確定申告|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2020.htm >>所得税の確定申告は、…1年間に生じた所得の金額とそれに対する所得税の額を計算し、源泉徴収された税金…などがある場合には、その【過不足を精算する手続き】です。 --- 『Q8 住民税や事業税の申告はどうなるのですか。|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/02.htm#q08 *** 「社会保険の手続き」についても「フリーで、個人事業主として働くため」【ではなく】、【会社を辞めたから】行うことになります。 ◯公的年金保険について 「厚生年金保険」の資格を喪失すると(脱退すると)「国民年金第2号被保険者」から「国民年金第1号被保険者」への種別変更の届出が必要になります。(市町村の役所で届出ができます。) ◯公的医療保険について 「健康保険」の資格を喪失したら(脱退したら)「加入していた健康保険の任意継続」「家族が加入している健康保険の被扶養者(ひふようしゃ)」「市町村(または国保組合)が運営する国民健康保険(国保)の被保険者」の3つから選択して加入する必要があります。(「加入しない」という選択肢はありません。) ◯労働保険について 「会社を辞める(≒法律上の労働者でなくなる)」と「労働保険」には加入できなくなります。 また、「開業する(予定)」という場合は「雇用保険からの給付」も受けられないため何もする必要がありません。 ※なお、「労災保険」には「(自営業者の)特別加入」の制度もありますが、いろいろと条件があります。 (参考) 『会社を退職した時の国民年金の手続き|日本年金機構』 http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=1802 --- 『公的医療保険の分類・種類(体系)|WEBNOTE』 http://kokuho.k-solution.info/2006/01/_1_22.html --- 『労働保険とはこのような制度です|厚生労働省』 http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/howtoroudouhoken/index.html 『雇用保険・失業手当と自営業開業の注意点 | 個人事業主 起業・開業.net』 http://kojinjigyounusi-kaigyou.net/07-startplan/01-retirement-04.html ※上記の回答は、あくまでも「個人で事業(商売)を行う」場合です。(「法人を設立して事業を行う」場合はまったく違ってきます。) ※なお、「行政機関の許認可」が必要な事業(商売)の場合は、(当然ながら)【許認可を得てから始める】ことが必要になります。 >年末年始で……気をつけたことが良いこと…… 「休みに入る前に確認しておく」ことに尽きます。 特に、「税務署」は、「年末」から「年末調整に関する問い合わせ」が入るようになり、年明けには「【個人の】還付申告の受付開始」となり、「2/16~3/15」の【個人の】確定申告の受付・相談で混雑のピークを迎えます。 特に、3月くらいになると税務署によってはとんでもない混み具合になるので、「じっくり相談したい」ならば早め早めに行動したほうがよいです。 もちろん、「数字は苦手なので任せられることは全部税理士にお任せ」「慣れるまでは間違いがないように(税金で損しないように)税理士に相談し、申告も代行してもらう」というようなことであれば「税理士の指示に従うだけ」で済みます。 --- 「社会保険」に関係する行政機関については、「税務署」のように極端に混雑する時期はありませんが、日本の行政機関は「4月が年度替わり」になる場合が【多い】ので、その前後が忙しくなることが多く、相談も増えます。 また、「年末年始」や「ゴールデンウィーク」などの大型連休前後は窓口が混みやすいです。 なお、「個人の社会保険の届け出」を「社労士」に代行してもらうケースはそう多くないですが、「困ったときに相談できる社労士」を確保しておいても損はありません。 --- あとは、役所などで働いている人も普通の人ですから、「うっかり・勘違い」もあります。 また、新人からベテランまで色々な人がいますので、「一人の職員さんの言うこと・すること」がすべてとは考えないほうがよいです。 ですから、相談したら(後々のために)少なくとも所属部署と名前くらいは控えておいたほうが無難です。 (参考) 『大混雑の確定申告|あなたの知らない方が良かった世界』(2007/03/12) http://kaisendon.seesaa.net/article/35827006.html --- 『年度|kotobank』 http://kotobank.jp/word/%E5%B9%B4%E5%BA%A6 『事業年度⇒個人事業と会社との違い|浮浪雲行政書士のブログ』 http://ameblo.jp/humanstart/entry-10598784590.html ***** (その他、参照したWebページ・参考リンクなど) 『事業所得と雑所得の違い|丹羽総合会計事務所』 http://niwa-tax.com/596.html 『雑所得―分類>雑所得と事業所得とを区別するための判断基準―社会通念|WEBNOTE』 http://shotokuzei.k-solution.info/2007/05/_1_109.html#a1 --- 『開業届っていつまでに提出|福島宏和税理士事務所』 http://fukuoffice.com/kaigyou01.html --- 『白色申告の話|税理士もりりのひとりごと』(2010/06/25) http://moriri12345.blog13.fc2.com/blog-entry-527.html 『個人で事業を行っている方の帳簿の記載・記録の保存について|国税庁』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kojin_jigyo/index.htm *** 『保険料を納めることが、経済的に難しいとき|日本年金機構』 http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3770 『[PDF]国民年金保険料は、退職(失業)による特例免除があります|日本年金機構』 http://www.nenkin.go.jp/n/open_imgs/free3/0000000004_0000003985.pdf --- 『任意継続―任意継続の要件・条件|WEBNOTE』 http://kokuho.k-solution.info/2006/04/_1_76.html 『任意継続―被保険者期間―例外―資格喪失|WEBNOTE』 http://kokuho.k-solution.info/2006/04/_1_77.html --- 『国民健康保険―保険料が安くなる制度―概要・概略・全体像|WEBNOTE』 http://kokuho.k-solution.info/2006/04/post_7.html ※間違いのないよう努めていますが、最終判断は各窓口に確認の上お願い致します。 ※なお、ご紹介したサイトの信頼性についてはご自身でご判断ください
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- mukaiyama
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>その際に、色々と手続きがあると… とりあえずは 1ヶ月以内に開業届 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm あとは任意で 2ヶ月以内に青色申告承認申請 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm さらにさらに任意で開業前日までに消費税課税事業者選択届 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shohi/annai/1461_01.htm >年末年始で、役所関係も休みとかあると思いますので… 国税関係は上記の PDF を印刷して郵送するだけでよいです。 国民健康保険、国民年金の加入手続きは、市役所の開いている時間にどうぞ。