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高温ガス炉について教えて下さい
「注目高まる安全な原発 日本がトップ独走、次世代型「高温ガス炉」 国が開発推進」と産経新聞に出ていました。ヘリウムガスで冷却し、放射性物質の放出や炉心溶融などが起きないとのこと。また安く電気を起こせる、事故が起きても自然に停止するなどの特徴が書いてあります。ネットで調べた限りでは、大きな欠点は見つかりませんでした。今まで軽水炉ばかり開発されてきたということは、何か高温ガス炉に問題があったということでしょうか。
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「注目高まる安全な原発 日本がトップ独走、次世代型「高温ガス炉」 国が開発推進」と産経新聞に出ていました。ヘリウムガスで冷却し、放射性物質の放出や炉心溶融などが起きないとのこと。また安く電気を起こせる、事故が起きても自然に停止するなどの特徴が書いてあります。ネットで調べた限りでは、大きな欠点は見つかりませんでした。今まで軽水炉ばかり開発されてきたということは、何か高温ガス炉に問題があったということでしょうか。
お礼
有り難うございます。 発電コストですが日本原子力研究開発機構のホームページには 軽水炉に対する発電コストの比較 高温ガス炉(30万kWe) : 4.2円/kWh 軽水炉 (110万kWe) : 5.3円/kWh とあります。 http://httr.jaea.go.jp/ 軽水炉の場合、重大事故対応の費用まで入れれば、更にコストは高くなると思いますが、高温ガス炉の場合、軽水炉のような重大事故は絶対起こらないということであれば、安くて安全な発電方法ということになるでしょう。問題は黒鉛が発火したとき、どの程度深刻な事故になるかということでしょう。炉を地下につくり、火災の際には酸素の供給が自動的に止まる仕組みにすれば火災はすぐ鎮火するでしょうか。それでも駄目ならヘリウムで満たすか、真空にするかですね。そのとき核反応は暴走しないでしょうか。いずれにせよ、小型原子炉であれば福島のような事故にはならないと言えますか。 いずれにせよ、誰か、研究する価値はある課題ではないかと思います。