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なぜ伊那「谷」か
「信濃の国」の歌詞で「四つの平は肥沃の地」とあり、その四つの平とは松本、伊那、佐久、善光寺です。松本、佐久、善光寺は「平」をつけて言いますが、伊那に関しては「伊那平」ではなく、「伊那谷」と言うのが一般的ですよね。なぜ伊那だけ「平」ではなく、「谷」となるのか教えてください。宜しくお願いします。
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- toshineko
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tontokotontonさん,こんにちは。 私は中信地区在住です。確かに「伊那平」とはほとんど言いませんね。 (伊那谷,伊那盆地は普通に使います。) 南北が約70kmで,東西幅が10km未満の箇所が大部分であることが原因でしょうね。 また松本盆地や長野盆地では,盆地の端から端が天気が良ければ見通せますが, 伊那盆地は山地が迫り,緩やかに曲がっているため全体が見通せません。 更に#3の方がおっしゃられているように,沖積の平坦地が極めて少ないことが特徴です。 伊那谷の地形を一言でいうと,「雨どい」と表現するのが妥当と思われます。 両端に急峻な山脈があり,山麓には盆地低に向かって傾斜した複合扇状地が発達しています。 雨どいの底を天竜川が流れ,太平洋へと流れて行きます。 なお,昔は天竜川に沿って河岸段丘が発達していると言われておりましたが, 現在では大部分が断層によって扇状地が切断された「断層段丘」であることが分かっています。
- masa2211
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伊那盆地は他の3つの盆地と違い、河岸段丘が広く、谷底平野(河岸段丘の一番下の部分) が狭いため。 それなりの規模の川(飯田松川、与田切川、大田切川など)により、段丘(谷底平野以外)は、 谷をえぐられ、段丘は切れてしまいます。 同様に段丘が発達している盆地に、十日町盆地がありますが、事情は同様。 一方、谷底平野が主体の盆地(たとえば安曇野)なら、大河川どおしが合流(たとえば、犀川と高瀬川)が合流しても、深い谷をえぐる、という事態にはなりません。 むしろ、だだっ広い川となり、氾濫しやすい川になります。 ※安曇野や佐久平にも河岸段丘は存在します。ただ、伊那谷や十日町盆地に比べると 規模が小さいだけです。 ※※木曽谷の場合。こちらは、伊那谷と異なり、河岸段丘を含めても平地はごく小規模です。
- dsdna
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>なぜ伊那だけ「平」ではなく、「谷」となるのか教えてください。 2つの山脈に挟まれているから。 細長いから。 天竜川があるから。 特に理由はない。 だいたいこんなところだと思う。
お礼
2つの山脈に挟まれているから。細長いから。 伊那は「平」とつけて呼ぶのは地形上、抵抗があるのかもしれませんね。ありがとうございました。
- Saturn5
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「平」というくらいの面積が無いからだと思います。 江戸時代までの主力産業は米作であり、米作は平地で無いと困難です。 古くは武田信玄と上杉謙信が領土の取り合いをしましたが、これは 4つの「平」の取り合いと言い換えていいと思います。 伊那にも平地はありますが、周りの山が峻険で平地が小さいので、 「谷」という呼称になったと思います。
お礼
「平」というくらいの面積が無いから ・・・なるほど、確かに伊那は面積で考えると、平とは言えなさそうですね。ありがとうございました。
お礼
詳しく回答してくださり、ありがとうございました。