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モーツァルトの私生活
モーツァルトの私生活は、作品に反映されてゐるのですか。 たとへば、冗談好きの性格が「音楽の冗談 K522」といふ作品をうみだしたのかもしれません。ただし私は、この冗談がすこしも、おもしろくありません。
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「おもしろくない」のは、別に未来永劫におかしい、という冗談ではないからでしょう。僕も「そんなに騒ぐほどではないな」ぐらいですが、わざと退屈な繰り返しなど、当時の聴衆には受けたのでしょう。 どちらかと言えば、即興の弾き捨て、今で言えばその場だけのギャグみたいなもので、書きとめて何度も演奏するようなつもりのない、言わば紙くずみたいなものだったのではないかと思います。 たぶんその時代の風刺にはなっていたのでしょう。僕にでも分かる締めくくりの音を一つ外した所等、「可笑しいのはここだったんだろうな」と言う程度で聞いています。 普通に息をするぐらいに楽想が絶え間なく流れ出る人の落書き的暇つぶし、と言った点で、ある意味の「私生活」というか、彼の楽才の自然さを垣間みることは出来るように思います。
お礼
私のやうなお調子者の質問に御回答くださり、感謝してをります。 >>僕も「そんなに騒ぐほどではないな」ぐらいですが 私も「音楽の冗談 K522」のことは、よくわかりません。題名に期待して聴いたのに、がつかりした覚えがあります。SPS700さんの御意見のとほりのやうに感じます。 >>普通に息をするぐらいに楽想が絶え間なく流れ出る人の >>落書き的暇つぶし、と言った点で、ある意味の「私生活」というか、 >>彼の楽才の自然さを垣間みることは出来るように思います。 末尾の文章が素敵ですね。かういふ人間への温かみが、SPS700さんの文章の魅力です。またどこかで、ぱくるかもしれません。 先日書いたのですが、私はピアノ協奏曲第23番K488がいちばん好きです。特に第2楽章と第3楽章の対比があまりに極端で、これにも何か私生活が関係してゐるのかと考へたりしてゐます。