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「尽きる」、「限る」違い
【尽きる】 (「…に尽きる」の形で)極限に達する。きわまる。「お見事の一語に尽きる」 【限る】 (「…に」の形を受けて)他に及ぶものがない。最上だ。「接待係は彼に限る」「疲れたときは寝るに限る」 ※出典『旺文社 国語辞典 第九版』 この二つの違いを教えてください。また、明確な使い分けはどのようにしたらいいでしょうか?
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【尽きる】は、これ以上のことはない、というニュアンス。 ある事柄に関して何段階かの評価が可能な場合、その最高の評価ができる場合に使う表現。 「開発者冥利に尽きる」のような表現も良くありますが、開発者としての喜びが何段階かあるとして、その最高の喜びを感じたようなときに使う。 「お見事の一語に尽きる」は、「そのことを評価する言葉は段階的に色々あるが、お見事という最高(極限)の評価が適用できる」ということから、「お見事という最高の評価ができるほど素晴らしいことだ」という意味になります。 【限る】は、それ以外に及ぶもの(こと)はない、というニュアンス。 あることをする場合、それ以外の手段は考えられない場合に使う。 「接待係は彼に限る」と言う場合、接待係として彼以外の人材は考えられないという意味。 「疲れたときは寝るに限る」は、「疲れを回復させる手段としては、寝ること以外に及ぶものはない」ということから、「寝るのが一番良い方法だ」という意味になります。
お礼
納得がいきました。ありがとうございます。