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楠は「くす」の木ですか?「くすのき」の木ですか?
楠(くすのき)の四文字目のきは、 「うめ」の木、「まつ」の木 の木、の部分にあたるんでしょうか? それとも「くすのき」がフルネームで、「うめ」の木、のノリで言うと 「くすのき」の木、になるんでしょうか?
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- Postizos
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なるほど、植物学の和名は片仮名で書く事になっていますね。 よく考えましたが、植物学の文章だったとしても「クスノキの木」というのは避けたほうが良い表現でしょう。 しかし“クスノキの木”で検索してみたらかなりの数をヒットします。 https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E2%80%9C%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%81%AE%E6%9C%A8%E2%80%9D これを分析してみると 「クスノキの木箱」「クスノキの木登り」「クスノキの木部」など、文章のつながりでそのように見えるだけのものや「クスノキの木全体」「クスノキの木の上」のような文章のつながりで入れている物があります。 ですので「のきのき」となる場合はあるようです。 また検索で引っ掛かってくる中には自動翻訳による明らかにおかしな日本文もありました。 http://www.81study.com/archives/335530da76984919cb41c386/
- kine-ore
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「くすのき」の漢名は「櫲樟(ヨショウ)」とその同音省字の「豫章(ヨショウ)」や「樟樹(ショウジュ)」です。 木偏に音符「豫」の形声文字「櫲(ヨ/くすのき)」が本字で、「樟(ショウ/くす・たぶのき)」は、樟脳を取るクスノキ科の「たぶ/たまぐす/いぬぐす」を指します。 「クスノキ」の略語が「クス」ですが、名乗り(苗字遣い)ついては「クス」が正音になります。 漢語での「楠」は「呉音ナン/漢音ダン」で、会意兼形声文字で梅の一種で、漢名ではアンズの仲間に当たるのですが、わが国では「樟」が狭義の「イヌグス」や「タマグス」を「タブノキ」また「クズノキ」と混同される面もあり、また「櫲(くすのき)」も画数が多すぎて草書体や崩し字が紛らわしく読みづらいこともあって、中世になると「ユズリハ/ユズルハ」の意味を持つ「楠」を「久須乃木/久須乃岐」と呼ぶようになっていった経緯があるようです。
- mstk2
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芸人のほっしゃんを目下の人間が呼ぶときは、今では 「ほっしゃんさん」 が通例化してますね。テレビでもよく聞きます。 同じ用例で行くならば、柳屋小さん師匠を呼ぶときは 「小さんさん」、さかなクンを呼ぶときは 「さかなクンさん」 が正解。個人的に面倒だとは思いますが。 この用例に準拠するならば、うめの木、まつの木のあとに続くものは、くすのきの木であるべきでしょう。たぶのきも同じ。 なお現在の植物学では片仮名表記ですから、ウメの木、マツの木、クスノキの木が正式な教科書表記になります。これなら違和感も少ないでしょう。 これを 「うめの木、まつの木、くすの木」 とやるのは、ダウンタウン松本と芸人の勝俣と並べて呼ぶとき 「まっちゃん、かっちゃん、ほっしゃん」 とやるようなもので、ADだったら一発で首になってしまいます。
- kamobedanjoh
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「楠」は国字です。一字で「くすのき」と読みます。 中国では同種の樹木を「樟」と書きます。 日本で「くすのき」というのは、古代から医薬品として利用され、栽培もされていたからでしょう。 薬の木、薬師(くすし、医師)の「くす」から生じ、楠氏の姓も生まれました。 衣服等の防虫剤として、近年まで利用された関係で、樟脳採取用に近年まで至る所で植樹されていました。 古い小学校跡地などで、今でも残っている所があります。
- Postizos
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そうか、植物学の和名が「クスノキ」だから「クスノキの木」という表現がありうるのですね。 すみません、理解が浅かった。 http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~yakusou/lists/wamei.htm
- Postizos
- ベストアンサー率52% (1786/3423)
もちろん「くすのき」の「き」は漢字で書けば「木」のことですから「くすのきのき」は間違いです。 広辞苑によると、「くす」は「臭し」と同根か、とのことです。独特の匂い(樟脳の匂いです)がします。 軛と書いて「くびき」と読みますけれどこれは頚木とも書いて、物を引かせる時牛馬の首(頚)にかける木の意味です。漢字の訓読みで間に「の」の入る複合語の読みになることは他にもありますのでそういう事があるとおぼえていた方が良いと思います。 しかし例えば「槙」(まき)という木がありますが、これを分解すると「真木」であってそういう書きかたもあります。しかし真木には槙以外にも他の意味もありますので区別するために「槙の木」という言い方はあります。 よくそこらに自生している木で「青木」という木がありますがこれも木を取ってしまうと「あお」で、なんだかわかりませんから「あおき」で通すしかなく、「青木の木」という言い方はあります。(「あおのき」では通じない) 「くすのきのき」はなぜ間違いか。青木や槙から言えばこれもありではないか?そういう事は言えますが、その言葉が正しいかどうかは結局は今の社会一般でその言葉が普通に使われていて通じるかどうかですので、「くすのきのき」は今使われていないから間違いという事になりますね。「のきのき」と重なるのはどう見ても過剰なので使われないのも当然と思います。 でも日本語を母国語とする人なら「楠の木」という字がすぐ頭に浮かぶので、その表現のおもしろさは冗談としてわかると思います。
楠は樟とも書き、読みは「くすのき」「くす」の二通りがあります。植物学では「クスノキ」という名前で統一しており、クスノキ科の代表的な樹木となります。漢字一文字の「楠」を「くすのき」と読んだ場合、その「のき」は「の木」とは無関係です。 しかし、「楠・の木」を読むのであれば、植物学では、「クスノキの木」となりますが、一般用語としては「くす」という読みがあるため「楠・の木」はどちらかといえば、重ね言葉のように感じることがある「くすのき・のき」より、楠の読みで「くす」を選んで短く「くす・のき」と読むことが多いようです。しかし、どちらでも正しいのも事実です。
- tpg0
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「楠」は音読みでは「ナン」と読みますが、訓読みでは「くす」或いは「くすのき」と読みます。 ですから、楠の木でも楠でも同じ読み方で、梅の木と梅とは読み方が違います。