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煉瓦作りの橋脚の中身はどうなっているの?
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>内部はどうやって互い違いに積むのだろうかと疑問だったのです。 「煉瓦1枚の厚さしかない薄い煉瓦の壁」を、そのまま横倒しにして水平にしてみましょう。 それが「1段目」になります。 2段目は「1段目とメジをずらして」積みます。 3段目、4段目と繰り返していけば「分厚い煉瓦積みの構造物」が出来上がります。 >私が載せた円形の橋脚も原理は同じでしょうね。 そうですね。 円形のアーチ状になった部分を、上記と同じように「横倒し」にした状態が「1段目」になります。 >円形でも中に向かってどんどん並べるんだろうなぁ。 円形の場合は、中心から積んで、少しづつ外側に広げて積んで行きます。 http://ameblo.jp/raizou1091/entry-11501470115.html のページで、円形に煉瓦を敷く方法が紹介されています。 このページで紹介されているのを1段目として、メジをずらして2段目、3段目と重ねていきます。 なお、橋脚の場合、上記ページのようなセンターストーンを使わないで、煉瓦を加工して丸くした物を使ったり、短い丸太を置いてセンターストーンの代わりにして、何段か積んだら丸太を取り払って土を詰めたりコンクリを流して、という作業を繰り返して高く積んで行きます。
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#1さんの、 >煉瓦の長所は「厚くしようと思えば、幾らでも厚く出来る」と言う点です。 を読んで、「そうだよなぁ~、煉瓦は養生する必要がないからなぁ~」などと思いました。既に養生済み(?)の人工石材ブロックを積んでけば良い事になるので。 そこでマッシブなコンクリートを打設する重力式ダムなんかは、どうやってるのかな?と、ちょっと興味を持って調べてみました。 コンクリートは強度や靭性等の材料特性をコントールしやすく、設計上も第一近似で煉瓦よりも一様とみなせるので計算しやすく、そりゃは普及しますよねと思いますが、それらを除けばコンクリートの煉瓦に対する有利さは、ドバーっと打設できる施工上の有利さだと思います(とりあえあず生コンは流体なので)。でもあまりドバーっとやり過ぎると、乾燥収縮で施工上の問題が出ます。 >煉瓦がコンクリートに変わってゆく過程では中詰に貧配合コンクリートを使ったりとかいろいろあったようなのですが・・・ 昔はコンクリートが高かった事もあったのでしょうが、先人の苦労がしのばれます。 現在マッシブなコンクリートでは、ドバーっとやっても大丈夫な範囲を打設し、散水養生しながら打ち継ぐのが基本みたいですね。打ち継ぎ目は当然構造上の弱点になりますが、養生完了一歩手前で、グリーンカットと言われる表面処理(表面からゴミを取り除き滑らかにする)を行い、固まり切らないジャストのタイミングで打ち継ぎするようです。 そういう鬱陶しさと関わりない煉瓦は、「厚くしようと思えば、幾らでも厚く出来る」のかな?、とちょっと思いました(^^;)。
- chie65536(@chie65535)
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http://otchee.com/phoblog/2008/11/3-xii.html 上記ページの煉瓦造りの橋脚の断面を見ると、中までビッシリ煉瓦が入ってるようです。 >その場合はどうやって積んでいるのでしょうか? 煉瓦の長所は「厚くしようと思えば、幾らでも厚く出来る」と言う点です。 薄い壁をどんどん厚くすれば、橋脚みたいになるでしょう。
お礼
おおーーーー。珍しい断面ですね。 こういう写真を探しておりました。 煉瓦がコンクリートに変わってゆく過程では中詰に貧配合コンクリートを使ったりとかいろいろあったようなのですが、このように煉瓦だけで内部まで積み上げた例は初めて見ました。 ありがとうございます。 煉瓦というのは互い違いに積んでゆくので壁は表面の文様で積み方がわかりますが、 内部はどうやって互い違いに積むのだろうかと疑問だったのです。 私が載せた円形の橋脚も原理は同じでしょうね。 円形でも中に向かってどんどん並べるんだろうなぁ。
お礼
chie65535さん、素晴らしいです! 完全に私の疑問に答えてくださっています。 ありがとうございました。 そうか、こうやって円形の橋脚も積み上げたんですね。