#1さんの、
>煉瓦の長所は「厚くしようと思えば、幾らでも厚く出来る」と言う点です。
を読んで、「そうだよなぁ~、煉瓦は養生する必要がないからなぁ~」などと思いました。既に養生済み(?)の人工石材ブロックを積んでけば良い事になるので。
そこでマッシブなコンクリートを打設する重力式ダムなんかは、どうやってるのかな?と、ちょっと興味を持って調べてみました。
コンクリートは強度や靭性等の材料特性をコントールしやすく、設計上も第一近似で煉瓦よりも一様とみなせるので計算しやすく、そりゃは普及しますよねと思いますが、それらを除けばコンクリートの煉瓦に対する有利さは、ドバーっと打設できる施工上の有利さだと思います(とりあえあず生コンは流体なので)。でもあまりドバーっとやり過ぎると、乾燥収縮で施工上の問題が出ます。
>煉瓦がコンクリートに変わってゆく過程では中詰に貧配合コンクリートを使ったりとかいろいろあったようなのですが・・・
昔はコンクリートが高かった事もあったのでしょうが、先人の苦労がしのばれます。
現在マッシブなコンクリートでは、ドバーっとやっても大丈夫な範囲を打設し、散水養生しながら打ち継ぐのが基本みたいですね。打ち継ぎ目は当然構造上の弱点になりますが、養生完了一歩手前で、グリーンカットと言われる表面処理(表面からゴミを取り除き滑らかにする)を行い、固まり切らないジャストのタイミングで打ち継ぎするようです。
そういう鬱陶しさと関わりない煉瓦は、「厚くしようと思えば、幾らでも厚く出来る」のかな?、とちょっと思いました(^^;)。
お礼
chie65535さん、素晴らしいです! 完全に私の疑問に答えてくださっています。 ありがとうございました。 そうか、こうやって円形の橋脚も積み上げたんですね。