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偏微分係数の連続性の証明
関数 f(x,y)= { 0 if(x,y)=(0,0) xy/√(x^2+y^2 ) otherwise } fの偏微分係数の連続性について確認してください。また、fは点(0,0)において微分可能でないことも示す。
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- info222_
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(x,y)≠(0,0)のとき f(x,y)=xy/√(x^2+y^2 ) (原点(0,0)におけるx軸方向の微分係数) f_x(x,y)=y^3/(y^2+x^2)^(3/2) lim[x→0) f_x(x,0)=lim[x→0) 0=0 …(※1) (原点(0,0)におけるy=x軸方向の微分係数) f(t,t)=t^2/((√2)|t|)=g(t)とおくと t>0のときg'(t)={t/√2}'=1/√2 lim[t→+0] f(t,t)=1/√2 …(※2) t<0のときg'(t)={-t/√2}'=-1/√2 lim[t→+0] f(t,t)=-1/√2 …(※3) 原点における微分係数が、方向によって、(※1), (※2), (※3)と異なる値をとるから 微分可能ではない。 偏導関数を求めると f_x(x,y)=y^3/(x^2+y^2)^(3/2) f_y(x,y)=x^3/(x^2+y^2)^(3/2) x=rcosθ, y=rsinθ (r≧0, 0≦θ<2π)とおくと f_x(x,y)=(sinθ)^3 lim[x=0,y→+0] f_x(x,y)=lim[θ→π/2] (sinθ)^3=1 lim[x=0,y→-0] f_x(x,y)=lim[θ→3π/2] (sinθ)^3=-1 したがって f_x(0,0)をどのように定義したとしても、f_x(x,y)は、(x,y)=(0,0)では連続ではない。(x,y)≠(0.0)では連続。 f_y(x,y)=(cosθ)^3 lim[x=0,y→+0] f_x(x,y)=lim[θ→π/2] (sinθ)^3=1 lim[x=0,y→-0] f_x(x,y)=lim[θ→3π/2] (sinθ)^3=-1 したがって f_y(0,0)をどのように定義したとしても、f_y(x,y)は、(x,y)=(0,0)では連続ではない。(x,y)≠(0.0)では連続。
お礼
ご丁寧な解釈、ありがとうございました。 大変助かりました。