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古い日本語?
これまで独学で日本語を勉強してきました。 そして数十年前から日本に住んでいるおかげで飛躍的に上達した気がします。 ここからが本題です。 日本の図書館で本を読んでいるとたまに「いふ」でいうと読むものがあります。 こういうのはいつ頃に流行った言葉なんでしょうか? また、他にも似た感じのものがいくつかあるそうですがそれも教えてください。
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昔のカナ使いですね。 「いふ」と書いて「言う」です。 余談ですが 「~しましょう」は「~しませう」と書きます。 これは書くだけで 「いふ」や「しませう」を読むときには「いう」「しましょう」と発音します。 ちなみに「ちょうちょう(蝶々)」は 昔のカナ使いで書くとひらがなで「てふてふ」と書きます。 もちろん読むときには「チョウチョウ」と発音します。 他、 どぜう=ドジョウ けふ=キョウ(今日) などあります。 これには一応ルールがあるのですがここでは説明できないので 「旧仮名遣い」で検索してみて下さい。
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- Willyt
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日本の表記法は戦後に新仮名遣いが制定され、これを使うことが義務づけられて現在に至っており、それはほぼ発音通りに標記するので外国人にも大変馴染みやすくなりました。しかしその前は旧仮名遣いと呼ばれる、発音とはかなり違った表記法が用いられていました。その表記法は元来その発音どおりだったものが年月が経るに従って発音が変ってしまったのに、表記だけがそのまま残ったもので、これは英語にも多く見られる現象ですよね。中にはもう発音しなくなったものもありますよ。たとえばアンクルの意味のおじさんは『をじさん』と表記していました。それは うぉじさん と発音していたのでワ行のオ段にある『を』と使って表記したのがそのまま残ったものです。昔はワ行は『わゐうゑを』と書いたのですよ。めずらしいものだとバタフライの意味のチョウチョウですが、これは『てふてふ』と書いたのですよ。これも元来はそう発音していたからです。浅草の名物料理にどじょう鍋がありますが、その店の暖簾には『どぜう』と書かれています。匂いを意味するかおりは『かをり』と書きましたが小掠桂という音楽家が『シクラメンのかほり』という曲をヒットさせました。これは旧仮名遣いとしては明かに誤りで、それを専門家が指摘しても頑として変えなかったのはちょっと意固地過ぎると私は思います。 新仮名遣いは1947年に制定されたのですが、私は小学校に1946年に入ったので旧仮名遣いを1年だけ教わりました。旧仮名遣いを教わった最後の世代なのです。
お礼
昔の日本の名残だったのですか。 勉強になります。 ありがとうございます。
- marbleshit
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お礼
なんだか文字としてとても美しいですよね。 ありがとうございます、調べてみますね。