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この英文の和訳をお願いします。
Here we examine the relationship between the sun and climate by measuring the carbon-14 content in tree-rings with annual time resolution. The GCR flux and hence the activity level of the sun can be monitored by carbon-14. Our particular focus is around the period of the Maunder Minimum and the early Medieval Maximum Period (EMMP) in the 9–10th century. Sunspot numbers and the activity levels of the sun gradually change in time with quasi-cycles of about 11 years (Schwabe cycle).The polarity of the solar intrinsic magnetic field, which is more or less a simple dipole at every activity minima, reverses at every activity maximum. It changes the track of protons, the positively charged main constituent of GCRs, due to the spirally expanding interplanetary magnetic field formed by solar wind (Kota and Jokipii, 1983) and hence changes the attenuation level of GCRs in the heliosphere. Bulk of the GCRs comes from the polar region of the heliosphere when the polarity of the sun is positive, while GCRs come from the horizontal direction when negative.The attenuation of GCRs in the heliosphere is, therefore, more sensitive when the polarity is negative to the intensity of solar magnetic field and the tilt angle of the current sheets which expand horizontal direction. Thus the variation of the GCR flux on the earth has a “22-year” cyclic component, and will be transferred to the variations in carbon-14.
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- ddeana
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本稿で我々は、年一度の時間解析を用いて年輪中に含まれる炭素14を測ることにより、太陽と気候の間の関係を検証する。宇宙線(GCR)流束およびこの先も太陽の活動レベルは、炭素14により監視することが可能となるのだ。我々が特に注目するのは、マウンダー極小期と、9世紀から10世紀にかけての、早期中世温度極大期である。黒点の数と、太陽の活動レベルは、約11年の準サイクル(シュワーベ・サイクル:※1)と共に徐々に変化する。多かれ少なかれ、すべての活動極小期には単純に2極である太陽の固有磁場の極性は、すべての活動極大期には反転する。それは、正電荷を帯びた宇宙線(GCR)の主成分であるプロトンの通り道を、太陽風により形成された、らせん状に広がっていく枠星間磁場により変化させ(コタ&ジョキピ 1983年)、よって大陽圏における宇宙線の減衰レベルも変化させる。太陽の極性がプラスの時(※2)、宇宙線のほとんどは太陽圏の磁気圏からやってくるが、極性がマイナスの時は水平方向からやってくる。よって、太陽圏における宇宙線の減衰は、太陽磁気の強度と、水平方向に伸びる電流シートのチルト角(※3)に対して、極性がマイナスのとき、より影響を受ける。従って、地球上での宇宙線の変調は、「22年」周期的要素をもっており、炭素14濃度の変化へと伝達されるのである。 ※1:Schwabe cycle 下記をご参照ください。 http://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%99%E5%91%A8%E6%9C%9F?dic=daijisen ※2:the polarity of the sun 地球の北極、南極とおなじように太陽にもプラス極とマイナス極がありますが、南北両極の極性が反転するので、単に「プラス」「マイナス」と訳してみました。 ※3:tilt angle&current sheets 太陽圏磁場などに関連して使われる時は「傾斜角」とは言わず、「チルト角」と言いますので、そのように訳しました。 Current sheetsはごぞんじかもしれませんが、磁極の向きが変わる太陽系の表面のことです。
- Nakay702
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以下のとおりお答えします。 ここで我々は、年単位の時間分解能をもって年輪に取り込まれた炭素14の内容を測定することにより、太陽と地球気候の関係を検討します。GCRの流動、すなわち太陽の活動レベルを、炭素14によって読み取ることができるのです。我々の特別の焦点は、太陽の不規則活動期の期間の頃と、9-10世紀における「初期中世の最高限度値期間」(EMMP)の頃です。太陽黒点数および太陽の活動レベルは、約11年(=シュワーブ・サイクル)という疑似的なサイクルに合う形で、徐々に変化します。太陽固有の磁界極性は、多かれ少なかれ、すべての活動最小限においては単純な双極子形態ですが、すべての活動最大限にあってはそれが反転します。それは、太陽風によって形成され螺旋状に拡大する惑星間磁場の作用を受けて、GCRの極めて力価の高い主要素である陽子の軌跡を変更します(コタとジョキピ, 1983年)。したがって、太陽圏中のGCRの希薄化レベルも変更します。太陽の極性が明確な場合、GCRの大部分は太陽圏の極地から来ますが、一方、それが否定的な場合、GCRは水平方向から来ます。したがって、極性が太陽の磁界の強度に対して否定的な場合や水平方向に拡張する現行の広がりの傾斜角に対して否定的な場合は、太陽圏中のGCRの希薄化はより敏感になります。こうして、地球上のGCR流動の変化は「22年」の周期的な構成成分を持っており、それは炭素14における変化に転送されることにもなるのです。