言語というものは長い間にその地の習俗や生活事情などいろんな理由、いい間違えの慣用化などですこしづつ変わってきます。ですから江戸時代と現代では日本語も相当変わってきています。古文と現代文はほぼ1000年間の日本語の変化だということです。
昔(江戸期以前としましょうか)は交通機関が貧弱だったし自給自足が普通だったから、山を越えた隣の村の人間とはたまに会って話をするくらいのもので、京都と関東、九州各地とはまったくといっていいほど人の交流はなかったと思います。ですから閉鎖的な社会A,B間での言語はそれぞれ勝手に変わることで長い間に少しづつ異なっていき、その地方の独自の”方言”が成立したのでしょう。ですからもともと同じ言語でも、7000年も経ったらまったく異なった言語になる場合もあります(日本語と朝鮮語の例など)。