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高校物理、電位

真空中にある図のような装置で、陰極から初速度0で出た電子(質量m、電荷ーe)を電位差Vで加速し、スリットS1から紙面の裏から表へと発生する磁束密度Bの磁界に入射させる。電子が磁界中で半径rの円軌道を描き、半周した後、スリットS2から出てくるとき、e/mを求めよ。 (解答) 電位差Vで加速される時、電界のする仕事eVが電子の運動エネルギーになるから、電子の速さがvとなるとすると、eV=1/2mv^2とあるのですが、 位置エネルギーの変化は0(V)の時、0からv(V)の時、-evですから-ev-0で電界のする仕事は-evとなるのではないでしょうか?

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回答No.3

>位置エネルギーの変化は0(V)の時、0からv(V)の時、-evですから >-ev-0で電界のする仕事は-evとなるのではないでしょうか? 位置エネルギーの変化量は正しいです。その正負を逆にしたものが 電界の仕事量(電子が得たエネルギー)です。よってeV 位置エネルギー+運動エネルギー=-定 を思いだして下さい。位置エネルギーを失なった分が 運動エネルギーに転換されるのです。

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  • teppou
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回答No.2

 陰極での-e がもつ陽極に対する位置エネルギーは、電位差 V に逆らって移動させるので、電荷の絶対値 e×V になります。  -e が陽極に対して持つ位置エネルギーの大きさは、負になることはありません。(エネルギーはスカラーです。)  -e の符号がどうしても気になるのでしたら、-e の電荷が V のマイナスの向きに移動して得たエネルギーですので、-e×-V と考えてはいかがでしょう。

noname#195146
noname#195146
回答No.1

 電荷を-eとしているので、e>0です。図からすると、V>0ですね。すると、eV>0としていることになります。設問ではそのような定義にもとに考えるとするしかありません。  もし、-eV=(1/2)mv^2だとすると、質量mがマイナスか、速度vが虚数になります。通常は、そういう結果になるなら、どこかおかしいと考えるべきです。 >電位差Vで加速される時、電界のする仕事eVが電子の運動エネルギーになるから、電子の速さがvとなるとすると、eV=1/2mv^2  これを少し詳しく書くと、 「電位差Vで加速される時、電界による位置エネルギー「eV→e・0」が電子の運動エネルギーになるから、電子の速さが「0→v」となるとすると、損失がないならばエネルギー保存則が成り立ち、eV+(1/2)m・0^2=e・0+(1/2)mv^2となり、eV=(1/2)mv^2を得る。」 といったことです。 >位置エネルギーの変化は0(V)の時、0からv(V)の時、-evですから-ev-0で電界のする仕事は-evとなるのではないでしょうか?  上とは違い、最初の位置エネルギー=最後の運動エネルギー、として、こちらからも考えてみます。お考えに沿ってみます。  電荷がある陰極から陽極を見たとき、電位差Vがあるわけですね。陽極にたどり着いたら、電位差0です。ということは、「0からv(V)の時」というのは逆です。『v(V)から0(V)のとき』とせねばなりません。 「0からv(V)の時」で考えて「-ev-0」であるなら、『v(V)から0(V)』では引算が逆転し、0-(-ev)=evとなります。 P.S.  それでも、ややこしいと思います。設問は電荷が負電荷ですね。そして陰極(電圧としてはマイナス)から陽極に向かわせるので、マイナスのマイナスみたいなことになっているせいです。  今後もし同様にややこしい設問で迷ったら、おおざっぱに、(1/2)mv^2という正の値を与えられる位置エネルギーを考えているので、対応する位置エネルギーも正で考えねばならないと考えればいいでしょう。与えられた条件から位置エネルギーが運動エネルギーに変わることが間違いないなら、位置エネルギーは必ずプラスですので(でないと、質量がマイナスとか、速度が虚数とか、おかしなことになる)。

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