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民族自決と領土保全の対立のルーツについて
国際法的には、 民族自決と領土保全という対立矛盾する内容があるようですが、 では、そもそも、なぜ対立するような法体系ができたのでしょうか?
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国際法に民族自決と領土保全という対立矛盾する内容があるのは、民族自決を国際的コンセンサスにしようとしたこと自体が、時の国際情勢をうまく切り回すための方便であり、強国の身勝手と妥協した形で取り決めたからです。 話は第一次大戦後の欧州をどうするかというパリ講和会議(1919)まで遡ります。中欧と東欧は支配者はドイツとロシアでした。そのドイツ帝国が敗北しロシア帝国は革命で崩壊し権力の空白地帯になってしまいました。この地域を再びドイツとロシアに託すことは出来ませんし、イギリス、フランスさらには米国が統治するというわけにもいきません。 ここで米国のウィルソン大統領が「民族自決」と言い出しました。弱小民族の独立を助けるという名目です。ただ民族自決が適用されるのは、かつてのドイツ帝国、ロシア帝国の支配地だけです。イギリス、フランス、オランダなどが支配していたアジア・アフリカの植民地はもとより欧州のもイギリス支配下のアイルランドやスコットランドも対象外でした。言い換えれば米英仏は中欧東欧の政治責任をうっちゃることにしたともいえるんです。 第二次世界大戦後にはアジア、アフリカの独立を念頭に国連は「植民地独立付与宣言」を出しますが、この宣言は第3項で「政治的、経済的、社会的又は教育的基準が不十分なことをもって、独立を遅延する口実にしてはならない」と述べ、少々条件不足でも国家成立独立が承認されることをうたいながら、第6項で「国の国民的統一及び領土の保全(territorial integrity)の一部又は全部の破壊をめざすいかなる企図も、国際連合憲章の目的及び原則と両立しない」と述べて旧宗主国の都合への配慮もしています。 この結果、民族自決と領土保全という矛盾が生じることになりました。
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- xx x(@hateha2_goo)
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『 人間のつくった法律は、必要不可欠のものであり、尊重しなければならないものである。しかし、不公平なもの、旧式なものはどんどん変更していかねばならない。人間の法と創造者の法との板ばさみになったときは、一瞬たりともためらってはならない。裁判官もいつかは創造者の裁きを受ける身なのである。 暴力を除去し、犯罪者や行動の自由を侵害する人々を治す医学的な手段を人類が発見するまでは、警察も必要である。戦争の擁護者である軍隊とは異なり、警察は科学がこういう問題を解決してくれるまでは、当面は必要なのである。 兵役は拒否すべきである。武器を持たずとも軍務に服せるよう、良心的兵役拒否者となれるよう申請を提出しよう。宗教的・思想的信念が同胞を殺すことを禁ずるならば、人はこの申請を提出する権利をもっている。 ラエル著 』 「 わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」(旧約聖書創世記3:15)。.. 長い旧約書の冒頭付近に記述されますが、なにかしらの手違い、の記述でしょうか。 人類の繁殖行為自体は、社会を見ても、エロ番組、エロ報道、エロスカウトでも行なっているわけで、企業会社組織、政略結婚、参勤交代人質の入れ替え、主なところでしょうか。 それぞれが好き勝手にプロパガンダしている、私利私欲を膨らましている、それが各種法体系となっている、古いものには破砕&自爆を強いられる、そんなところでしょうか。 対立するような法体系、今昨日つくられたものではない。 ではあるのでしょうが、何万年何千年の一瞬、ためらってはならない、そうとも見える。
- wakaranyo2
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人は、猿から進化したからでしょうか。餌が1つだと2匹では、奪い合いになります。餌も作れるようになった人類は、奪い合いを必要としませんが、本能的でしょうか。争いが無いと納得出来ないのでしょう。それが矛盾を産み進化してゆくのでないですか。領土は、行き来出来るなら地理的条件でしかないように思います。略奪を目指すと何処へも行かれません。略奪は、民族の戦いになります、生き残るために必要な物ですかね。生きる場所、必要条件ですから。
お礼
ありがとうございます。クリスタルクリアーな回答をいただけて、感謝です。一応、確認ですが、 3段落目の最後の 『うっちゃる』というのは、責任を放棄するという意味ですよね?