- ベストアンサー
製品の取扱説明書(マニュアル)の作り方
- 製品の取扱説明書について知りたいです。製品を開発した人たちはどのように製品の特徴を伝えているのでしょうか?説明書作成にはどのようなプロセスがあるのでしょうか?
- 製品の取扱説明書は製品の図や特徴、機能説明、危険性などを説明する必要がありますが、開発チームと説明書作成チームはどのように協力して作成しているのでしょうか?
- 製品の取扱説明書の作成には開発・企画チームと説明書作成チームのミーティングが何度も行われるのでしょうか?どのようなプロセスで説明書が作成されているのか知りたいです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
基本的には、作成チームが、開発チームから製品の説明を受けて内容を理解し、実際に動かしながら取説を作成します。 まあ、製品によっては、この一連の作業を外注のライターさんに頼んで原案を作成することもありますね。 製品によりますが、国や業界で、取扱説明書の作成指針というものがあって、それに則って作成する場合もあります。 (1)どのような機能があって、どのように操作するのか。 これは取説の主要部分ですね。 様々な機能がある場合は、どのような順序で記載するのかは開発チームとの話し合いです。 (2)どのようなことに注意しなければならないのか。 操作上の注意事項で、誤った操作をすると、操作する人と機器にどれだけ重大な影響があるのかの記載です。 危険、警告、注意、といった段階的な注意喚起です。 (3)トラブルシューティング 万一不具合が発生した場合の対処の仕方です。 大きく考えればこのようなものですが、PL法の関係で、とにかく使用者が誤った操作をしないように、ということが非常に重要です。 従って、実際に操作してみる場合は、あらゆる使い方を試してみて、製品として危険がないかどうかを確認します。 また、取説内での使用語句の統一や誤解を生むような表現の排除、レイアウトにも気を配ります。 その製品が業務として専門職員が使用するのか、一般消費者が使用するのかによっても違ってきますが。 当然、この間、記載手順に沿った写真やイラストも用意します。 で、とりあえず仮の取説ができると、その製品にはまったく関係のない人に頼んで、その製品を使用して貰う場合もあります。 まったくの白紙状態から、取説を理解し、正しく使用できるかをチェックするためです。 これでOKとなると、開発チームにバックします。 説明の過不足などがないかどうかを最終チェックして完成です。 このあとは、製品のスペックなどを追加して、印刷用あるいはWeb用のレイアウトに組み直して印刷会社へ、と言う流れですね。 製品のプロトタイプが出来上がっていても、開発側で更に変更という場合もありますし、取説の作成段階で不備が見つかり開発にバックということもあります。 一連の作成工程はありますが、順調に流れて印刷・製本までということはまずないでしょうね。 何度も作成チームと開発チームのやりとりが発生しますから。
お礼
回答ありがとうございます。 大変良くわかりました。