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言語学について
最近ふとしたことから言語学に興味を持ち始めたのですが、内容が広く深いので、どういったことから勉強したらいいのか、いまいちわかりません。語源を探っていく本を読み始めたことがきっかけなのですが、興味はあるものの、どうにもまめちしきの寄せ集めのような感じがして、どのように体系づけていけばいいのか、イメージできません。 たとえばですが、日本の大学で言語学を専攻したとすると、最初はどのようなことから始めて、どのような道筋で勉強していくのでしょうか? また、げんごがくの入門書的な本(できれば英語で書かれたもの)があれば、教えていただきたいです。
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日本の大学で複数の言語学の講義に出て、「燈台もと暗し」を信じて、教授の足下で居眠りをしていた者です。以来関係分野がどんどん増えて、入り口は#1さんが挙げていらっしゃるあたりから始めるのがいいと思います。 言ってみれば「今度○大陸に旅行するんだが、着るものは何がいいかな」と聞かれたようなもので、○大陸と言っても広うござんす、でどの季節に何をしにどこへ、といった情報が必要になります。 まあ大きく分けて二つ入り口があります。 1。 昔の話 ご質問に「語源」とあったのはこちらに入ります。歴史言語学、比較言語学(下記)、通時言語学、などとも呼ばれ、朝鮮語、レプチャ語、タミール語などと比べるのはここです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E8%BC%83%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%AD%A6 2。今の話 これについてはすでに優れた回答があるので、叙述文法、生成文法、規範文法、などという分け方などがある、と申し上げるにとどめます。 3。交差点 音声学、形態論、統語論、意味論、語彙論、語用論、などと言う分け方もあって、奈良時代の音韻、とか古英語の統語論といった、交差の分野もあります。 4。学際的侵略 人類学的言語学、医学的言語学、数理言語学、などと言った学際的な広がりから、音声認識(speech recognition 下記)、機械翻訳、光学文字認識(optical character recognition 下記)などまだ不完全で半開拓の応用分野もあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E8%AA%8D%E8%AD%98 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%AD%A6%E6%96%87%E5%AD%97%E8%AA%8D%E8%AD%98
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- SPS700
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#5です。補足です。 卒業した後、その言語学の先生にお会いして、たぶん忘れていらっしゃるだろう、と高をくくっていたら「君は近頃は起きているのかね」と言われました。
例えば、英語はなぜ、日本人がうまく話せないかをテーマにしてみてはいかがですか? 大分忘れましたが、確か 音が聞き取れないは音声学などや文法の配置がしっくりこないは統語論とか。 臨界期説やいろいろ広がります。
- BASKETMM
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最近の大学は講義要項(シラバス)を初めて決定し、文部科学省に提出します。ほぼ、その通り講義を進めているようです。 シラバスは各教師が決めます。内容は、大学によって公表されていたり、入学した後の学生しか見られなかったり色々です。 インターネットで検索し所、日本大学文理学部、 梅谷 博之先生/言語学の講義要項が出てきました。内容も書かれており、参考書も挙げられています。 http://syllabus.chs.nihon-u.ac.jp/op/syllabus29053.html 内容をの冒頭部分を写しておきます。 授業テーマ 言語学はことばの様々な側面を扱う学問です。この授業では,日本語を含む様々な言語を題材にとり,「音」「語」「文」「意味」「言語変化」「文字」「社会と言語の関係」など,多角的な観点からことばを分析します。 授業のねらい・到達目標 普段何気なく使っていることばを客観的に観察する力を身に付ける。言語学の基礎的な考え方を理解する。 授業の方法 授業では,言語データを受講者自らが分析することが求められます。授業で学習した知識を使って,「謎とき」に積極的に取り組んでください。また,授業後には配布プリントを復習してください。 授業計画 1 言語の分布と特徴:世界の言語と古典的な類型,恣意性,線状性,二重分節性,離散性 2 言語学の対象と言語学の諸分野:ラングとパロール,共時態と通時態,連辞関係と範列関係 10 世界の言語の様々な現象:能格性,名詞句階層 11 歴史言語学(言語の変化):言語変化の要因,音韻体系の変化,比較言語学 以下略/先生のページを直接見てください。 ========================== 講義の内容は、大学により、教師により、異なるのが当たり前と思いますし、様々な先生がおられることが、高等教育の魅力だと思います。 シラバス、講義要項、言語学で検索すると多くの大学のものがヒットします。 =============== 自由であるべき大学の教育内容に文部科学省が口を出しているので、私は大反対ですが、これは、別の機会に述べることにします。
- Erdbeerkegels
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私のおススメは、ペンシルベーニア大学言語学教室の Beatrice Santorini 教授の講義録です。チョムスキーの生成文法に沿った英語の統語法論が述べられています。 http://www.ling.upenn.edu/~beatrice/syntax-textbook/00/index.html http://www.ling.upenn.edu/~beatrice/
- wy1
- ベストアンサー率23% (331/1391)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%AD%A6 言語学全般については上記サイトを読めば、分かると思います。 それから、先へ進めばよいと思います。