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インダクションモータが反転、理由を教えてください
LINIX社のACギヤモータ(AC100V、25W、6μFコンデンサー付、ギヤ比1/200)に歯車を取付け、歯付きシャフトを動作し、物を押す装置を実験しています。 動作途中で堅いものにシャフトを突き当てると、シャフトが逆方向(モータが反転)に動作します。 コンデンサー容量を大きいもの(7μF)に取り替えると、正逆動作を繰り返します。 反転と正逆動作の理由と対策有りましたらご教授お願いします。
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単相インダクションモータの交番磁界は、しばしば正逆二つの回転磁界の和として、説明されます。正逆どちらへでも、引き込まれた向きに回転できます。「トルク-速度特性」が起因します。コンデンサを配した補助巻線の効果は、起動トルクを非対称にして、望みの方向に始動する程度の能力と見なすのが妥当かと思います。 http://www.geocities.jp/spwks280/CV-tan6-12.html http://sakamotoss.digi2.jp/moter/tansou_sikumi.html http://www.jeea.or.jp/course/contents/12132/ ご提示の系には、ローターその他、慣性モーメントを有する部分があり、また、シャフトのねじれ、ギアの歪みなど、バネに相当する要素も存在します。ご質問文中「突き当てる」の構造は明瞭ではありませんが、少なからずローターは平衡点を行き過ぎて停止後、反発反転すると想像されます。つまり正回転の角運動エネルギは、一旦バネの応力エネルギに移行し、再び逆回転の角運動エネルギとして復活する筈です。このエネルギで、対抗する「正方向始動トルクの回転角積分であるポテンシャルの山」を乗り越えられたなら、逆回転磁界に引き込まれるという事態になりそうです。 反発させない為には、「突き当てる」際に振動/衝撃吸収ゴムのような損失の大きな物で、回転エネルギを吸収散逸させてやれば良いのかもしれません。より根源的には単相誘導機という性質が、用途に合っていないという事かもしれませんね。
お礼
ご教授有難う御座いました。 大変勉強に成りました。 物を押す際の必要なトルクと動作を見極め、対応したいと思います。