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船員保険が特別な理由
保険について自分で少しだけ勉強したのですが、被用者保険のうち、船員保険だけ特別にくくられている理由がわかりません。 公務員と私学共済などはまとめられて共済組合なのに、船員だけ別枠にする理由は何ですか? 仕事に伴うリスクが大きいこと(行方不明など)かな?とも思うのですが、他の職種も変わらないような気がしますし、その根拠がないように思います。例えば飛行機の操縦士も墜落やハイジャックによる致命的なリスクはありますし、、、 船員が仕事上で亡くなったり、受傷したりする確立が極めて高いというようなデータがあるのでしょうか? 単純な疑問ですが、とても気になります。 回答お待ちしております。
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社保と国保があるように、労働事業ごとに別々に運営していたので、国民健康保険法、社会保険法、国民年金法、船員保険法などそれぞれに立法され、保証内容の違う保険制度が現在は統括されたものです。 保険制度というのは、大航海時代にイギリスのロイズ保険組合がはじめたもので、最初は収穫物の分配で船の出港費の投資家を募る目的ではじまりました。だから、その船に乗る船乗りの生死にも保険がかけられ、船員保険が労働保険、生命保険として一番歴史が古いのです。 保険金のリスク計算と保障額は現在もロイズの計算方法を基準としていて、火災保険だろうと自動車保険だろうと、全世界の保険会社が同率で運用されています。だから船舶のリスク計算も元祖であるロイズが算出しています。 また船乗りは定住しないので、地租を納税しないので、ボートピープルなど住所不定者は国保など国からの保証が受けられなかったため、独自の資金運用で健康保険,厚生年金保険,雇用保険,労働者災害補償保険を用意せざるを得ず、組合員はすべての掛け金が高かったのです。 日本では、戦時体制下に徴兵で戦艦乗りを急増させ、不足した海運力の補強に船員保険法は制定され、現在もこの法律が有効になっています。 蛇足ですが、神戸港の船員組合の自警組織が、戦後に暴力団の山口組になったりします。
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- buke7
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仕事中に死亡は労災みたいなのあると思うから関係ないかと思います