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サムスンの躍進について
サムスンが躍進した理由ってなんでしょうか? 皆さんのご意見お聞かせください
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サムスンって名前から想像つきにくいですが、韓国最大の財閥です。 エースが世界経済で活躍して普通ですし、国としてもフォローしないと韓国経済にかかわってしまいます。
日本と同じ方法で、躍進しました。 ローコスト、多品種生産です。 日本は、ローコスト多品種を行って居ましたが、多品種は開発費や在庫管理コストなどが掛かる為に、品種を絞りすぎました。 サムソンなどの韓国企業は、販売先ごとに、細かな要望を取り入れて、品種を増やしてきめ細かい対応をして売り上げを伸ばしました。 これは以前日本がやって居た手法です。 貴方が買う時、押し付けられた機能しかないもんと、その国や地域に合った機能が付いて居る物でどちらを選ぶかを考えればわかると思います。 それで、日本メーカーは、売り先の各国消費者からそっぽを向かれてしまったと言う状況です。 あわてて、現地向けを突きり始めましたが、既にシェアが落ちてしまった後ですから、「へぇ、そんなものも作ってるんだ。で、サムソンよりどこがいいの?」と言われても、越えられる部分がないので、売りようが無くなってしまったと言う状況です。 こういう戦略は、難しい部分なんですよね。
- potatorooms
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パソコン黎明期に、アメリカのIBMが伸びたのと同じで、国策会社だからというのが大きいかと。 法律に守られ、国内での競争をせずに海外に打って出ることができました。 また、日本などでメーカーのリストラのタイミングと合致し、優秀な技術者を獲得できたのも大きいかと。 弱点はアップルと同じで、基本技術を押さえていないでんです。 基本性能で勝負する製品に、競争力がありません。 コストパフォーマンスに勝る競合が出てきた時に、シェアを守る手段が政治力しかない。 この点もIBMと同じかと。 もっとも、日本の大手メーカーは、今の経営陣が、社内競争で優秀な技術者を放出してしまっていますから、チャンスをチャンスとできるところが限られています。 第四の勢力が育つまではまだまだ覇権を握るでしょう。その間はわれわれの生活を一新するような製品は出ずに、迷走が続くでしょうけど。
- hekiyu
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#1さんの回答通りです。 1997年のアジア通貨危機のあおりを受けた 韓国が破産して、IMFが入ってきました。 そのIMFは、韓国は過当競争によって企業の 収益が圧迫されているという判断を下し、 企業の大規模事業交換(ビッグティール)を 強制的に行ったのです。 その結果、サムスングループだけで、韓国GDPの 22%にもなる、巨大な企業が誕生したのです。 このサムスンが躍進できたのは、まず法人税が15%と 少ないことが挙げられます。 日本は35%です。 次は、国内での独占を生かして大儲けし、その分 を海外で安く販売した、という方式を採ったことです。 サムスンは国内では87,2%稼ぐ一方で、 海外での利益は2,4%に過ぎません。 つまり、海外でダンピングして、そのつけを国民に 支払わせている、という構造です。 後は、国策によるウオン安政策です。 これで輸出を伸ばしました。 サムスンにも問題点があります。 1,重要部品のほとんどは日本製である。 だから、サムスン製品が売れれば、日本企業が 儲かる、という図式になっています。 韓国も是には悩み、我々は鵜飼いの鵜だ、と 文句を言っています。 2,中小企業が育っていない。 財閥といわれる巨大企業だけでGDPの70%以上を 占める歪な経済構造である。 そのしわ寄せは韓国国民が被っている。 つまり、サムスンが躍進しても国民は豊かになれません。 3,サムスンの49%が外国人株主で、配当が異常に 高い。つまり、儲けが海外に持って行かれ、国内に 還元されない。 4,韓国の輸出依存度はGDPの50%もあります。 これは海外の事情で韓国経済が左右されるという ことで、危険です。 日本は15%。 5,日本の1/4しかない労働生産性。 韓国労働者の1Hあたりの労働生産性は10,4$です。 米国40$、日本40$、フランス35$に比べて 極端に低い。
サムソンの躍進は日本が相手にしなかったからです。 サムソンが日本進出したときに.皆な韓国の製品なんかと馬鹿にして買わなかったのです。 アナグロでは.日本には太刀打ち出来ませんでしたが.デジタル時代に入りデジタルで日本よりも先行しました。 今度は日本では無く世界に目を向けて拡販して行つたのです。 デジタル時代に入って日本が負けたのは.韓国と台湾です。
- rokutaro36
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No.1の方のコメントの前半部分は、その通りです。 それに加えて、グローバル化するしかなかったのです。 日本は、人口が1億3千万人います。 GDPも2000年時点で5兆ドルほどと高く、 日本国内だけで、そこそこの市場があります。 だから、携帯のガラパゴス化も起きました。 でも、韓国の人口は、5千万人程。 つまり、日本の半分もない。 しかも、GDPは、5千億ドルほど。 つまり、世界に打って出るしかなかった。 ライバルになるはずだった日本の企業が、 日本国内で、すったもんだしている間に、 サムスンは、逆に日本を無視して、 世界を相手に勝負したのです。
- dragon-man
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97年の通貨危機の時、韓国経済がクラッシュし、IMFの管理下に置かれました。一種の禁治産国になったのです。IMFは資金供給する条件として、銀行と財閥を整理し、資金をサムスンなど一部の財閥に集中させ、税制などいろいろ優遇措置をとらせました。その上安い電力を供給させました。今でも日本の電力料金の半分以下の安い電力を使っています。です。それで電力会社は赤字経営に陥っています。そのくらい一点豪華主義で優遇したので、今では韓国のGDPの20%はサムスンの稼ぎです。日本で言えば、他の会社を潰してトヨタ自動車に経営資源を集中し、年商100兆円を超える企業にするのと同じです。そう言うことをしたらトヨタは大きくなっても、日本経済はいびつになって、おかしくなるでしょう。国の経済やバランスの取れた発展は止まるでしょう。韓国はそう言うことをやっているのです。もうすぐ潰れます。