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「泣きが入る」とは
「泣き入る」なら、「激しく泣く」の意ですが、「泣きが入る」とはどういう意味でしょうか。 もともと演歌などで「歌が佳境に入る」ことを言ったと思うのですが(森進一など)、その後「泣きたくなる」意味にも使い、最近はあまり聞かずネットで調べても出てこないようです。本来はどういう意味で、どう変遷したのでしょうか。分かる方、お願いします。
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- Piedpiping
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「泣き」とは、 動詞「なく(泣)」の連用形の名詞化) (1)なくこと。また、その声。 (2)(形動)なくようなこと。なくほどつらいこと。また、そのさま。 (3)わびをいい許しを乞うこと。また、相場で、相手方に譲歩を懇願すること。 (『日本国語辞典』) そこから「泣きを入れる」という言葉ができた。 「なき を 入(い)れる」 (1)泣きついてわびをいい、許しを求める。嘆願する。 *改正増補和英語林集成〔1886〕「Nakiwo ireru (ナキヲイレル)」 *恋慕ながし〔1898〕〈小栗風葉〉二九「所詮泣(ナキ)を入(イ)れねば治まらぬ所と観念して」 *ノリソダ騒動記〔1952~53〕〈杉浦明平〉一「指導部に泣きを入れて、従順をちかわないわけにはゆかなかった」 (『日本国語辞典』) 日本語では熟語であっても、自動詞と他動詞を入れ替えて、表現を拡張することがある。 目から鱗が落ちる → 目から鱗を落とす 笑みをこぼす → 笑みがこぼれる 泣きを入れる → 泣きが入る つまり、 「(主語Xが間接目的語Yに)泣きついてわびをいい、許しを求める。嘆願する。」 という意味から、 「(主語YがXに)泣きついてわびをいい、許しを求める。嘆願する。」 に入れ替わったもの。
- atelier21
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上位者が下級者に厳しい事言い、下級者が音をあげてる 仕事上では、下請けが「もう遣ってられない」と条件変更を要求 或は「泣きが入ったから、一寸弛めるか」とかに使われるを聞きますね
お礼
泣きたくなる、の意ですね。 ご回答をありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。これが原義でしょうね。 すると、演歌の場合は、何でしょうね。誤用だったのですかね。