• ベストアンサー

泣きが入る、とは。

「泣きが入る」とは、元もと演歌の絶好調で泣くように歌うことだと思っていました。その後、つらくて泣くとか、蘭の花の咲き方とか、いろんな意味に使われるようになり、今ではあまり聞かない言葉になりました。 今ふと思い出し、そもそもどういう意味だったのだろうと気になりました。いろいろあるのかも知れませんが、全て教えていただけませんか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

日本の伝統舞曲で、楽曲に「大落とし」がかかり、思わず大向うが一斉に声を失い静まり返る、やがてそこかしこですすり泣きが湧いてくる、そんな主客一体となった「最高潮」を「泣きが入った」と呼ぶようです。 それを演者が意図的に「泣き」を入れようとしても、その「泣き節」が稚拙では「サビ」にもならず、「白(しら)ける」だけでしょう。 なきおとす【泣落す】歌舞伎台本用語。泣き伏す。泣き伏す所作で舞台が静かになる。(前田勇編「江戸語の辞典」) おおおとし【大落】浄瑠璃で泣き崩れる場面など、一段の最高潮に達したとき用いられる一番長い曲節。主音を繰り返し強調する。(小学館「国語大辞典」) 普化尺八の「鈴慕」の嫋嫋とした調べで聞き手に「泣きが入る」場面は中里介山「大菩薩峠」の山場の一つですが、そもそも声明のような仏教声楽以来の演じ手と聞き手が場において一体となった局面での、日本的美の心性を指しているのかもしれません。 ********引用******** 「泣き節」というのは、決して泣いているような旋律という意味ではない。聞いている方が、思わず泣かせられるほどの美しい演奏という意味である。声明という仏教声楽でも、「山の怒り節、寺の泣き節」という。三井寺園城寺派の声明の節まわしが、比叡山延暦寺派の声明に比して、いかに美しいことをいう。 http://homepage2.nifty.com/~bunko/bunrui/0202.htm

gesui3
質問者

お礼

ほお~、聞く側の感極まった泣きが古典芸能の泣きなのですね。 これは意外な知見です。 これが転じて、客を泣かせるような演者の泣きもいうようになった のかもしれないと、いま想像しました。そこから更に語義が発展し 広まっていく… ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.3

泣きが入るはやはり哀願する度言うのが一番近いように思います。 泣きごとを言う 愚痴を言う 泣きつく ぼやくなども含めて 辛いから何とかしてくれと頼むような状態を指す。

gesui3
質問者

お礼

「泣きごとを言う」も、また別の熟語です。 どうも私の質問は、なかなか理解されないようです。 森進一がデビューした頃に、「泣きが入る」という 表現が使われましたね。古い。

回答No.2

質問にあるような例文を使っている場面を私は知りません。 しかし、今でも、例えばパチンコでの確変リーチで「泣きの一回」というのがありますよ。このパチンコの場合では、もう一度、チャンスが与えられるわけです。 こういうことは、パチンコだけでなく、現実に今でも良くあることで、麻雀・将棋・囲碁、あるいは、相撲などで負け続け、「頼むから、もう一回だけ勝負してくれ」と頭を下げて頼む際に言いますね。相手は、「そんな、泣きを入れてもダメだよ」などと言い返したりします。つまり、「泣き」とは「請い」であり、または、「泣きを見る」と言えば、こちらの「泣き」は「悔い」なんですね。 以上のような使い方が、今日的な使われ方だと思います。

gesui3
質問者

お礼

>「泣き」とは「請い」であり、または、 >「泣きを見る」と言えば、こちらの「泣き」は「悔い」なんですね。 なるほど、請いと悔いですね。 ただし、「泣きが入る」とは、「泣きを入れる(詫び・哀願)」とは また意味が違うと思います。その違う意味を尋ねているのでした。

  • 1192794
  • ベストアンサー率21% (67/311)
回答No.1

私の場合。 泣きが入る→辛い、しんどい、大変。 こんな意味で使っています。

gesui3
質問者

お礼

今はこれが多いでしょうね。 ありがとうございました。

関連するQ&A