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内分泌腺からのホルモンの流れについて

内分泌腺のホルモンについて 静脈からホルモンが分泌されていくのは 静脈注射などと同じような利点があるからでしょうか?

みんなの回答

  • suiran2
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回答No.1

神経伝達物質やオータコイド,さらにホルモンと様々な生体調節物質があります。しかし,その最大の違いは,それら生体調節物質の分泌方法と寿命です。 神経伝達物質のように神経末端からシナプス間隙に分泌され,mm秒単位で分解されるもの。オータコイドのように隣接細胞に分泌され何十秒単位で分解されるもの。ご質問のホルモンは,血流によって全身に運ばれ,何時間も効果がおよぶ寿命が長いものまで様々です。ですからそれらの分泌方法により,寿命により,その影響範囲が極めて狭いものからホルモンのように全身に及ぶものがあります。 ホルモンは,素早い調節を必要としない分野の調節をしています。その作用機序から標的細胞1細胞にわずか何分子かのホルモンが到達すれば,ホルモンは単にスイッチを入れるだけでその後は細胞自身が行いますから,その効果が持続します。また,血液は約1分で全身を駆け巡りますから何分間かで全身にホルモンは行き渡ります。 なぜこのような血流を利用する仕組みかと言いますと,ホルモンの標的器官(標的細胞)は一つではなく,全身の何カ所にもあるからと考えられています。例えば,成長ホルモンは,全身の細胞が標的細胞です。静脈注射との比較は薬学は知りませんのでコメントできません。

scientific-mind
質問者

お礼

とても役に立つ情報ありがとうございます。 神経伝達物質との境もあいまいでしたので 頭の整理ができました。 正直、ジャンク回答が多い中で とても明瞭で理知に満ちた回答頂けて 感謝いたしますm(_ _)m