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欧米でも長男は別格?
儒教の影響かと思いますが、日本をはじめアジア諸国では、兄弟の中で長男だけは小さい時から別格というか、親の扱いが違う場合がありますよね。 まあ、日本ではその風習がなくなりつつあり、また、儒教発祥の中国でも、共産党政権のせいでもないと思いますが、長男も長女も次男も同じ扱い、という家族関係になりつつあるように聞いています、都市部は特に。 それでも古い考えの人たちでは、長男だけは別格、という観念が強く残っていると思います、日本でも。 年老いた両親の世話は、まず長男を中心に考える、といったこともありますし、また、長男の嫁と姑との葛藤とか ・・・。 こういった風習は、諸外国、とりわけ欧米でも同じなんでしょうか? また、年老いた両親の世話について、欧米ではどのようなスタイルが一般的なんでしょうか?
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こんにちは。 欧米のでは,長男,次男に関わらず,結婚すれば親もとから独立し夫婦中心の家族を形成するのが一般的な考え方ですね。恋愛を経て配偶者を自己責任で選び合い,結婚,子育て,子の独立,やがて夫婦二人になり,配偶者と死別して一人暮らしとなると言う事ですね。 統計では,日本はお年寄りとの同居率がほぼ50%,アメリカで10%くらい,スウェーデン,デンマークは2%ほどで,三世代同居がないスウェーデンでは、お年よりはほとんどが老夫婦世帯か一人暮らしだそうです。 また,スウェーデンの家族は,老いた親の近くに住み,週末は一緒に過ごすという「近居・交流型」がほとんどで,適度な距離を保つとう型だそうです。また,一人暮らしが無理になれば,老人ホームという選択になります。
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- manismanis
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欧米ではないですが補足としての意見です。 夫がインドネシア人(長男)/イスラム教徒です。 イスラム教徒は「イスラム皆兄弟」と思っているらしく、みんながみんなを支えているという印象を受けます。 小さい赤ちゃんも、おじいちゃんおばあちゃんも、みんなで支えているようです。 夫は両親、弟たちを残して日本に来ています。 夫のお母さんは体があまり丈夫ではないのですが、親戚のおばちゃんが子連れで住み込んだり、親戚の小学生が親元を遠く離れて世話に来たりしてくれているようです。 親戚一同がべたべたの関係を築いているのですが、それは当たり前らしいです。 ちなみに、名字というのも便宜上付けているだけのようで(夫の島では)、家族全員名字が違います。 名字がないという人も多いです。 なので、「長男だから~しなければならない」というのはないような感じがします。 守るべき名字もないわけですし。 日本では年配の方によく「だんなさんは長男?将来は向こうに行かなければならないの?」と聞かれますが、これって日本独特なのでは? 長男が家長を継ぎ、名前(名字)を守るというのは明治あたりからの制度ですよね。 それまでは、平民は名字なんて持っていなかったんだし。
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ありがとうございます。 イスラム社会での家族関係を初めてお聞きしました。 今の日本人と違って、本当に結束が強いんですねえ。 とても参考になりました。
- whitepepper
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》こういった風習は、諸外国、とりわけ欧米でも同じなんでしょうか? 同じようですね。欧米の文化のメインはキリスト教です。キリスト教の根拠は聖書です。その聖書には次のように書かれています。 「──それは、主の律法に「母の胎を開く男子の初子は、すべて、主に聖別された者、と呼ばれなければならない。」と書いてあるとおりであった。──」(ルカ2・23) 「ルベンよ。あなたはわが長子。/わが力、わが力の初めの実。/すぐれた威厳とすぐれた力のある者。」(創世記49・3) 「主の律法」とは、おもにモーセの律法です。旧約聖書に書かれてあります。したがって、聖書では一貫して長男が特別扱いされていたようです。 》また、年老いた両親の世話について、欧米ではどのようなスタイルが一般的なんでしょうか? これについては、あいにく存じません。ただ、聖書が書かれたの時代においては、大家族を形成し、族長、すなわち長男が一族郎党を養うという形式でありました。これは、昔の日本と同じですね。ただ、族長を長男以外の者がなるという例外もありました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 旧約聖書の時代では、長男は別格というのは、初めて知りました。 参考になりました。
- rabbity
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このあいだテレビで、最近は(イギリスの)ウイリアム王子よりヘンリー王子に人気がやや集まっている、という話を小耳にはさみました。そのとき長男と次男の話も出ていたように思います。もしかしたら欧米でも意識されているのかもしれませんね。 以前、たまたま本で読んだのですが、ドイツでは年老いた両親はできるだけ別居で生活するスタイルが一般的のようです。あくまでその本(『ドイツの姑を介護して』)を読んだ印象ですが。 もちろん老人ホームなどもあり、その充実ぶりに、さすが福祉先進国だけあるなと思いました。 詳しい回答でなくてすみません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 欧米では老人ホームに入居する事に、特に心理的抵抗観はないんでしょうねえ。 日本では、老人ホームも欧米に比べてまだ充実していないし、また逆に、子供との同居にも、昔と違って最近では色々と障害があるようで、中途半端な形になっていると感じます。 年寄りはどう生きたら、いいんでしょうねえ。
お礼
ありがとうございます。 欧米では、やはり徹底した核家族志向なんですねえ。 一方、幼少時の親との関係や、老齢になった両親との同居問題なんかで、長男は他の兄弟と違う、という観念は全くないのでしょうか? もし、ご存知でしたら、参考まで教えて頂けるでしょうか。 つまり、長男だけは特別、という日本古来の考えは欧米でも同じか、どうか ・・・。