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慶応義塾大学法学部の小論文

現在高校二年で、慶應法学部を考えています。 http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/13/k12.html 法学部に受かる人は、皆このような論述が出来るのですか。 先輩は、予備校講師の書く物と同じように書ける受験生は殆どいないから気にしない方がいい、と言っていたのですが。

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  • akeshigsb
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回答No.1

元塾講師です。  結論から書くと、恐らくあなたが想像しているような「素晴らしい答案」でなくても合格できます。  慶應は、英語の配点が高い場合が多く、法学部に関しては全科目合計の半分を占めています。また合格して移転が60%強であるので、英語で高得点を取る「英語逃げ切り」ができます。そのため、英語や社会で得点を稼ぎ、小論文はそこそこにまとめるような形の人も多く、(他の科目で小論文がないのでそこまで対策したくない等の理由で)むしろ合格者の多くは「小論文はそこまでやらなかった」人がほとんどでしょう(「やったよ」という人がいても「小論文は英語の半分の配点がある。高校3年間で英語の半分小論文勉強したか?」と言われると肯定できる人はいないでしょう、つまり得点に対する勉強時間が高くても勉強時間そのものは少ないのです)。  予備校講師が立派な解答を受講生に見せる原因は2つあります。  一つは「この講師すごい」と思わせて、自分のやり方をすんなり受け入れてもらうためです。受講生に毛が生えた程度の答案を示しただけでは受講生は「こいつで大丈夫か?」という不安がよぎります。そこを凄い答案を(特に最初の授業で)示し「すげー」となれば、この講師が言うことを聞くようになります。これは何も講師側のメリットだけでなく、受講生も信頼している人からの意見は受け入れられるので上達が早いというメリットがあります(よく予備校の合格体験記に「○○先生の言うことを聞いていてて合格しました」というのは、何も宣伝だけでなく、信じた人が合格しやすく聞かなかった人がしにくいだけです)。  また、人間は少し無理なくらいの目標を立てることが上達に一番効果的なので、「無理じゃない」と思うような答案を示すこともあります。無理すぎて受講生がやる気をなくすのはいただけませんが…。  さらに、「予備校間の意地の張り合い」があります。予備校はお互いの書籍等をみ合いながら「自分たちの方が凄い」という意地の張り合いをしている感があります。模範解答も他の予備校がチェックしているので「なめられたらいかん」となり、難しい答案を示します。これ自体は大手予備校講師も「受験生のにとっては不利益」といっていました。  以上の内容から分かると思いますが、模範解答レベルの内容を書ける人は入学者レベルにはまずいません。もし、あのようなレベルの内容を書けるならもっとランクの高いとこにいっています。もっとも慶應は私大NO1であり、東大でもあそこまでは求めていないので、難関大学院の院試レベルと近いかもしれません。 ご参考までに。

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