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日本とアメリカの金利状況
米の金融機関が長短金利の差が縮小し、利ざやが減るとあったのですが、構造がいまいちわかりません。なぜですか? また、なぜアメリカの長短金利は縮小してしまったのでしょうか?アメリカと日本の金利状況を対比させながら説明して頂けると嬉しいです。 よろしくお願いします(>_<)!
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noname#19624
回答No.1
まずは、日本の長短金利差が拡大している原因ですが、日本は将来金利が上がるとマーケットが判断した為、長期的な金利上昇リスクを織り込んで長期金利が上昇したと考えられます。 しかし、ゼロ金利継続ですので無担保コール翌日物はゼロに近い金利になっています。 この結果、日本の長短金利差が拡大しています。 難しいのは米国です(正確な答えは出せませんが)。 米国のマーケットは非常に効率的なので、長期金利は将来のインフレを織り込んだ金利になり易いと言えます。 FF金利は政策金利ですから、幾らでも動かせますが、長期金利は市場金利なので、将来のインフレリスクも織り込んで金利が決まりやすい点です。 ですから、インフレ率が長期的にもっと上昇すると考えられるのならば長期金利は上がってくる筈なのです。 逆にこれから長期的にインフレ率が下がってくるのならば、長期金利が下がりやすくなります。 長期金利がそれほど上がらないと言う事は、これからもずっとインフレが加速する状態ではないと債券投資家が判断した結果なのでしょう。 参考URLでは、「米国のFF金利上げによる米国債への影響」の質問と回答を示した物で、#1さんの回答が参考になります。
お礼
ご回答ありがとうございます!用語の概念もよくわかりました。参考URLも勉強になりましたが、金融って奥が深いなぁとしみじみ感じました。