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「行ってみる」について
いつもお世話になり、ありがとうございます。 先日の添削の中を読み直すときに、また分からないところがあります。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=825934 依頼文の「久しぶりに昔の住まいのあたりに行った。」に対して、 NO.7の方 久しぶりに昔の住まいのあたりに行ってみる。 NO.8の方 >久しぶりに昔の住まいのあたりに行った。 ?久しぶりに昔の住まいのあたりに行ってみた。 と添削してくださいました。今まで勉強してきたの知識の範囲では、「~てみる」の中で、「試す」の意味も入っています。たとえば:「やってみる」とか、「一口食べてみる」とか。しかし、ここの「行ってみる」という表現はどう理解した方がいいでしょうか。理解しにくいです。『「行く」という行為を試す』という意味がないと思います。過去形の「行った」と微妙的に違いますか。その添削理由をどうしても知りたいです。「~てみる」の知識はまだ浅いです。宜しくお願い致します。
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上の質問に答えた方とは別人ですが。 試しに行う、という点では同じだと思います。 ニュアンスとしては、 「昔住んでいたが、しばらく行っていないので様子がわからない」 という状況の下で、 「だから、どんな風に変わっているか、もしくは変わっていないのか、不安と期待が入り交じって落ち着かない」 という気持ちまで入っています。 単に「行った」というだけだと客観的事実を述べただけで、気持ちは入ってきません。 だから、「行ってみた」というと、きょろきょろあたりを見回しながら懐かしそうに歩く人の姿が思い浮かびます。 「行った」だと、単に何か用事があって行っただけなのか、何かのついでに通りかかっただけか、という、さらりと冷静な印象です。 こう書いてみると、たかが「み」一つで、全然ニュアンスが違うのですね。
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- gekkamuka
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>今まで勉強してきたの知識の範囲では、「~てみる」の中で、「試す」の意味も入っています。たとえば:「やってみる」とか、「一口食べてみる」とか。しかし、ここの「行ってみる」という表現はどう理解した方がいいでしょうか。理解しにくいです。『「行く」という行為を試す』という意味がないと思います。過去形の「行った」と微妙的に違いますか。 この「…(て)みる」という補助動詞には、 1.目的語を取る他動詞中でも意思性の強い動詞に付いた場合は、試しにするの意味「試(み)る」があります。 2-1.自動詞で行為や動作に付く場合はハッキリした目的性のない、「無意識の内に行った結果の状況を表す」。 2-2.自然現象に付いた場合は「その事態が成立した時点での状況を表す」。 ですから、以前教わった「一口食べて見る」は<りんご>などを…という目的語を取る「食べて試(み)る」ですが、今回の「行ってみた」は2-1に該当しますから、「行ってみた」ら→そこには昔の面影が全くなかった…など、行った結果の有り様が暗黙の内に込められている─そんな余韻が、あるいは語られない、もしくはこれから語るかも知れないその結果に纏わる日記の書き手の心中がこの「みた」に<込められ><溜められ>る、そのニュアンスを語っているのではないでしょうか。 >過去形の「行った」と微妙的に違いますか。 まさにその通りです。この微妙さに留意されるその感性の鋭さには驚かされます。おそらく並み大抵ではないご努力の賜物と拝察申し上げ、感服頻りです。
お礼
gekkamukasさん、ご指摘ありがとうございました。 >2-1.自動詞で行為や動作に付く場合はハッキリした目的性のない、「無意識の内に行った結果の状況を表す」。 確かにこの項目にあたりますね。ありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。
> 『「行く」という行為を試す』という意味がないと思います。 意味的には『「行く」という行為を試す』です。 「やってみる」や「一口食べてみる」と同じです。 ただ、「試す」は 「結果が確信できないけど、難しいことは考えずに とりあえず行う」といった程度の意味です。 つまり、「行ってみる」とは 「行った後の結果は予想できないけれど、とりあえず行く」です。 さて、「結果が予想できない」わけですから、 結果に対する期待や不安の感情が含まれてきます。 例えば… ---------------------------------------------- ●行く必要はないけど行ってみた。 …「行けば何かいいことがあるかもしれない」といった期待や 「行かないことで、何か悪いことがあるといけない」という 不安が予想できます。 ---------------------------------------------- ●「ぜひ行ってみるといいよ」と友達に勧められたので、行ってみた。 …「友達がそう言うのだから面白いところなんだろう」という期待や、 「友達の言うことは本当なのかな」という不安が予想できます。 ---------------------------------------------- で、あなたの文章でのニュアンスは1番さんのおっしゃるとおりです。 ---------------------------------------------- ●久しぶりに行ってみた。 …「どのように変わっているのかな」といった期待や 「私の想像と変わっていたらいやだな」とった不安などが 予想できます。 ---------------------------------------------- つまり、不安と期待が交錯しながら きょろきょろあたりを見回すあなたの姿が想像できるわけです。 *最後は繰り返しになって、1番さん、ごめんなさい。
お礼
WindParkさん、早速のご返事ありがとうございました。大変いい勉強になりました。
- gotodeki
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~へ行った。 は、どちらかというと断定的な紋切り型のニュアンス。 ~へ行ってみた。 は、「試す」という意味の他に、それをいくらかやわらかくするはたらきがあると思います。 この場合の「みた」は、普通は漢字で表記せずにひらがなで表記します。こういう単語を文法的には「補助語」といいますが、他には「おく」…本を机に置く。本を机に置いておく。「いる」…走る人がいる。走っている人、などです。 上の例は動詞ですが、形容詞でも補助語があります。 「ほしい」…本が欲しい。本を読んでほしい、の後者がそうです。
お礼
gotodekiさん、早速のご返事ありがとうございました。 >「試す」という意味の他に、それをいくらかやわらかくするはたらきがあると思います。 はい、いい勉強になりました。 >こういう単語を文法的には「補助語」といいます。 そうですね。教科書の中にもこう書いてあります。 本当にありがとうございました♪
> 毎日行っている場所、つい最近行った場所には使われないですね。 毎日行く場所でも、普段行かない時間帯、曜日に行くときは使いませんか? 例) 日曜日だが、会社に行ってみた。急ぎの仕事ではないが、気になることがあり、確かめてみたかったのだ。 他に誰もいなかった。休日でも、多い日は5人ぐらい出て来ているのだが、今は比較的忙しくない時期だし、天気のよい休日に仕事をするのは不健全というものだ。 ※ 実在の人物、団体との関係は......(ノーコメント)
お礼
譲我看看さん、いつもお世話になっております♪ >毎日行く場所でも、普段行かない時間帯、曜日に行くときは使いませんか? いい例文を挙げてくださって、ありがとうございました。なんとなく「行ってみる」のニュアンスが理解できました。 本当にありがとうございました♪
- youngmoon5
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おもしろいですね。 行って見る は確かにみかけますが、厳密に言うと間違いかも。 ご質問の文章にも前に 久しぶりに がついてますがほとんどつく場合が多いように思いますね。うーん 毎日行っている場所、つい最近行った場所には使われないですね。 わかった。知っている場所がしばらくいってないが変わっていないか試す意味がはいっています。 個人的結論、正しい表現です。
お礼
youngmoon5さん、早速のご返事ありがとうございました。 >知っている場所がしばらくいってないが変わっていないか試す意味がはいっています。 はい、よく理解しました。本当にありがとうございました♪
お礼
shizuka_in_naraさん、早速のご返事ありがとうございました。 >「行った」だと、単に何か用事があって行っただけなのか、何かのついでに通りかかっただけか、という、さらりと冷静な印象です。 これはもともと表したい意味です。もし「どんな風に変わっているか、もしくは変わっていないのか、不安と期待が入り交じって落ち着かない」という気持ちまでも入っていれば、「行ってみる」になりますね。 本当にいい勉強になりました。有難うございました♪