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なぜキャプテンではなくコマンダーなのか
若田光一さんが日本人初の宇宙ステーションの「コマンダー」になると言われてます。 船長であれば「キャプテン」の方が英語的にもしっくりくると思うのですが、なぜコマンダーなのでしょうか?ちなみにコマンダーは海軍の中佐であり、キャプテンは大佐で階級的にも上です。 キャプテンハーロックとか。。 やっぱ船長はキャプテンだと思うんですが、どなたか理由をご存知な方いらっしゃいましたらご教示願います。
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船長にあたる語は、captainであり、He is captain of the ship. のように言えます。宇宙船でもそうです。 一方、commanderは指揮官、司令官であり、宇宙でのオペレーションの指示をする大事な役目という意味合いがあります。 確かに、海軍の階級を言うときは、captainが1等海佐や大佐、commanderが2等海佐や中佐です。しかし、supreme commanderと言えば一番トップの最高司令官ということになります(supreme captainなんてありません)し、若田さんは海軍ではないので、commanderの方が司令塔のような感じがします。 バレーボールで、全体のムードメーカー的存在で、全体をひっぱっていき人をキャプテンと言い、実際に試合で指示を出す人がセッターです。そのセッターを解説者が「司令塔」などと言いますよね。あの感じです。実践の場で指令を出して全体を仕切るのはバレーボールではセッターですよね。 captainはそもそもcapからきていまして、頭にあたる部分です。ですから、「頭(かしら)」というイメージです。commandは命令ですから、命令をする人、指令をする人という意味で、宇宙船のように頭脳を使う場所での司令官commanderの方が、宇宙船では船長の意味でも相応しいと私は思います。
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- 畑山 隆志(@deltalon)
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組織のトップはその権限が与えられる方向によって呼び名が変わる。 下の方からみんなに支えられて選出される者は、ボスとかリーダーと呼ばれる。(映画で労働組合運動を引っ張っていくようなタイプ) 一方で、国の権威で与えられた肩書きのうち、つよい絶対的権限(例えば、一言でクビにできる人事権など)を持つ者、特に軍事関係はコマンダー、つまり命令権者。それより少し緩いが強い権限でキャプテンがある。(船や飛行機の内部は、それらが属する国の領土と見なされる。それゆえキャプテンには領土保全の責任と、その必要に応じて権限をふるう義務がある。最近の飛行機内でトラブルを起こした客は強制的に降ろしてかまわないというのはこのこと。) 西欧の組織はは基本的に軍事組織をコピーしている。そのため責任者が不要だと思えば、人をあっさりクビにできる。そのかわり責任の範囲で結果を出さないと、こんどは本人がクビになる。 ということは、いつクビになるか分からないので、任命される責任者は高い報酬を得る。(つまり保険がわり。) なので、若田さんが仮に理由も言わずに他のスペシャリストを顎でこき使っても、まったく問題ない。コマンダーとしてそれだけの権限がある。
お礼
ありがとうございました。
お礼
なるほど、ニュアンスの違いがわかりました。 でもなんとなくコマンダーって陸軍ぽいイメージがあったのと、宇宙ステーションは船というイメージが強く、したがってその最高責任者はキャプテンの方がシックリするように思ってました。 ありがとうございました。