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『江戸名所図会』の「両国橋」の記述

上の文が江戸名所図会です。最初の「~いへども」は機能してるんでしょうか? その昔この川を国界(くにざかひ)とせしにより、両国橋の号ありといへども、今の如く利根川を以つて界と定め給ふより、後は本所の地も同じく武蔵国に属すといへども、橋の号は唱へ来るに任せてその儘改められずとなり。 その昔、この川を国界とせしより、また両国の名あり。中古、利根川をもつて国界と定めしより後は、本所の地も武蔵の国に属すといへども、橋名は旧き唱へに任せてそのまま改正に相成らずとなり。

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  • ベストアンサー
  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.1

「と雖(いへど)も」には、古代の「といふとも」の意味も後に併用されるようになった経緯が背景にあるようです。 1.逆接の確定条件 「両国橋の号ありといへども」   ↓ 両国橋の号ではある(のだ)けれども、 2.逆接の仮定条件 「武蔵国に属すといへども」←「武蔵国に属すといふとも」   ↓ あとで武蔵国に属すようになっても、(なってしまったとしても・なったにせよ)

zamazu
質問者

お礼

現代語の感覚からすると、どうもいやな用法だなと思ってましたが、なるほどそうなのですか。どうもありがとうございます。

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